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レアル、ハメスの移籍の行方は…FIFAの処分によって生じるジレンマ

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去就が不透明となっているMFハメス・ロドリゲス

 レアル・マドリーに、MFハメス・ロドリゲスの移籍を容認する考えはなさそうだ。スペイン『アス』が伝えている。

 ジネディーヌ・ジダン監督就任以降、レアルで出場機会を失っているハメスは、今冬の移籍市場での退団を考慮しているとされる。現在トップチームに登録されている24選手の中で、出場時間数は20番目という厳しい状況だ。

 ジダン監督は以前からハメスを戦力としてチームに残留させたいと話していた。一方で、ハメスはクラブW杯決勝後に「レアル・マドリーにとどまるかどうかは分からない。いくつかオファーがあるから自分の将来について考えたい」と発言。移籍希望ともとれるコメントを残していた。

 レアルにはハメスの移籍を簡単には認められない事情がある。レアルは今年、18歳未満の外国人選手登録に関する規定を違反したとして、FIFAから補強禁止処分を命じられた。対象となるのは今冬・来夏の移籍市場である。

 だがレアルはその後スポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴し、現在その返答を待っているところだ。最終的な結果が12月31日までに出る見通しで、クラブはその結果を見て今冬の移籍市場における選手の放出について判断するとみられている。


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