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長期離脱を乗り越えたマインツ武藤、独紙インタビューで復帰のモチベーションになったものを明かす

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長期離脱を乗り越えたマインツFW武藤嘉紀

 マインツでプレーするFW武藤嘉紀はドイツ紙『ビルト』のインタビューに応じ、ケガの状況や後半戦の目標などについて話している。

 武藤の2016年はケガに苦しめられる一年となった。2度のケガで2016-17シーズンの前半戦は6試合の出場にとどまり、22日に行われた後期開幕戦のケルン戦でようやく公式戦復帰を果たしている。

 武藤はスコアレスドローに終わった復帰戦について「もう総合的に回復したと思っています。ケガ明け最初の試合はケルン戦に標準を合わせていました。勝ちたかったですけど、5バックにもなるケルンを相手にするのは難しかったですね」と振り返っている。

また、2度の大きなケガと関わることが難しかったと語りつつ、ファンの存在が復帰に向けて大きなモチベーションとなったことを明かしている。

「このケガと関わるのは難しかったですね。膝の同じ箇所を2度でしたから。苦しかったし、長かったです。でも常に復帰へのモチベーションはありました。ファンがいましたから! 彼らの前で再びプレーしたかったんです。僕にとってはそれだけで十分なモチベーションになっていましたね」

 ツイッターのフォロワーが17万8000人を超え、「日本ではスーパースターだね」と記者に触れられた武藤は、「できればゴールというベストな方法で、ファンを喜ばせたい」と語り、後半戦の目標を設定している。

「7ゴール決めたいです。前半戦は2ゴールだったので、すでに目標として以前から言っていたシーズン10ゴールを何とか達成したいです。簡単ではないですけどね」

 現在、ブンデスリーガで勝ち点21の11位につけるチームの目標についても「まずは早く勝ち点30を達成する必要があります。それから先はどうなるか見ていきたいですね」と現実的な目標を口にした。

 またマインツは今冬、チームの司令塔であるユヌス・マリがボルフスブルクへと新天地を求めた。『MMコンビ』としてマリとともにブンデスリーガを席巻した武藤は、元相棒の穴埋めに関しても自信を見せている。

「僕のアドバンテージはどこでもプレーできることです。ジョン(コルドバ)と2トップでやることもできます。誰か良い選手がやってくればそれもチームにとっては良いことですが、僕が中盤に回されたとしても、いい仕事ができると思います」


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