元ユベントスのウルグアイ代表DFマルティン・カセレスが3日、ミラン入団に向けてメディカルチェックを受ける見込みだと、イタリア各紙が報じている。

　1月31日で今冬の移籍市場は終了したものの、ミランはケガによる守備陣の離脱が相次いでおり、新たな補強を迫られている。DFダビデ・カラブリア、DFルカ・アントネッリに加え、DFマッティア・デ・シリオも29日のウディネーゼ戦(2-1でウディネーゼが勝利)で全治1か月のケガを負い、左サイドバックの人材はDFレオネル・バンジョーニのみとなっている。

　このためアドリアーノ・ガリアーニCEOは、昨年7月にユベントスを退団し、現在はフリーとなっているカセレスとの契約を急いでいる。カセレスは昨年2月3日に行われたユベントス対ジェノア戦でアキレス腱を断裂して以来、試合への出場はない。今冬の移籍市場では、フィオレンティーナやトルコリーグのトラブゾンスポルとの契約がまとまりかけたものの、いずれもメディカルチェックの段階で、アキレス腱のケガが問題視されて破談となった。

　アキレス腱の不安要素はあるものの、ミランも守備陣の離脱で窮地に立たされており、カセレスの入団が実現するか注目されるところだ。

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