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メッシとの比較論を否定するアザール「僕はボールを女性のように扱える」

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プレミア首位のチェルシーをけん引するMFエデン・アザール

 チェルシーのMFエデン・アザールバルセロナのFWリオネル・メッシとの比較論に異を唱えている。アメリカ『ESPN』が伝えた。

 アザールは今季、圧倒的なパフォーマンスを見せている。プレミアリーグではここまで27試合に出場し、チーム2番目の11得点を記録。華麗なテクニックで攻撃の全権を握り、首位を快走するチェルシーをけん引している。それでも、自分のことをメッシのような「本物のアーティスト」とは考えていないようだ。

「僕にとって、本物のアーティストはジダンやロナウジーニョ、リケルメのような選手だ。彼らの動きやパスを見ているとそう思うよ」

「そこにメッシも加えよう。彼のボールの扱い方は別次元だ。自分があのレベルにいるとは思っていないよ。そういうコメントを誰かがするのは仕方ないけどね。自分のことを彼のようなアーティストだと主張するつもりはない」

 アザール本人はアーティストではないと否定。ただし、2月に行われたアーセナルとの“ビッグロンドン・ダービー”では約50メートルに及ぶドリブル突破からゴールを陥れるなど、スタイルは違ってもスタジアムを沸かせるだけの才能を持っていることには変わりない。

「ただ僕はファンに喜んでもらいたくてプレーしている。スタジアムに来て楽しんでくれるようなファンに向けてプレーしているんだ。彼らを喜ばせられるかどうかは僕たち選手にかかっている」

 観客の声援がモチベーションになると話すアザール。「ボールは僕の友達さ。ずっと一緒にやってきた。僕の一番信頼できる友人だ。僕はボールのことを愛しているけど、いつもドリブルがうまくいくとは限らない。ティエリ・アンリのようなシュートが蹴れたときは、ボールにキスだってできる。僕はボールを女性のように、友人のように、あるいは老人のように扱えるんだ」と独特な言い回しで自身のプレーを表現した。


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