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完全復活印象付けた今季初ゴール、香川「もっともっと取っていきたい」

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今季リーグ戦初ゴールを決めたMF香川真司がガッツポーズを見せる

[4.4 ブンデスリーガ第27節 ドルトムント3-0ハンブルガーSV]

 ブンデスリーガは4日、第27節1日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでハンブルガーSVと対戦し、3-0で快勝した。公式戦5試合連続で先発した香川は4-3-3の右インサイドハーフでフル出場。1-0の後半36分に待望の今季リーグ戦初ゴールを決めると、後半アディショナルタイムにはダメ押しゴールもアシストした。

 前半13分、香川が獲得した直接FKをMFゴンサロ・カストロが決めて先制すると、その後も香川が攻撃の起点となってチャンスをつくり出す。1-0で折り返した後半36分には自陣からのクリアボールを相手DFがキープしようとしたところにFWピエール・エメリク・オーバメヤンが猛然とハイプレス。ボールを奪って左サイドを縦に突破すると、グラウンダーのクロスにファーサイドから香川がフリーで走り込み、右足で流し込んだ。

 昨年8月22日に行われたDFBポカール1回戦ではトリアー(4部)相手に2ゴールを決めていた香川だが、リーグ戦は待望の今季初ゴール。後半アディショナルタイムには自陣から香川が浮き球のパスを送り、オーバメヤンが最終ラインの背後を取ると、そのままPA内に持ち込み、左足でダメ押しゴールを流し込んだ。香川は2試合連続となる今季4アシスト目。全3得点に絡む活躍を見せ、3-0の快勝に貢献した。

 1日のシャルケ戦(1-1)から中2日で躍動した香川。「試合の流れを見て、(ボールを)受けたときであったり、ボールに絡んだときにしっかりやろうというのは意識していた。そつなくと言ったら変だけど、うまくこなしながらというか」。今後もミッドウィークにはCL、DFBポカールが入る過密日程が続く。「表現が難しいけど、試合が続く中でそういうのを見据えるところはある」と、ペース配分を考えながらも攻撃の中心として存在感を発揮した。

「そういう流れでも勝ち切ったことは良かったと思う。決してベストのゲームではないけど、試合が増えれば増えるほど、こういうゲームは今後も出てくると思う。そういう意味では要所要所でやれていたかなと思う」。今シーズンはなかなか出場機会に恵まれず、苦しい時期を過ごしたが、ここに来て公式戦5試合連続の先発出場。その間、1ゴール3アシストを記録し、数字の面でも完全復活を証明している。

 待望の今季公式戦初ゴールに「良かったです」と素直に喜んだ香川は「でも、もっともっとラストで取っていきたいと思っています」と、大事な試合が続くシーズン終盤のゴール量産を誓った。

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