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リバプール、11歳の選手獲得時の不正発覚…罰金&ユース選手の補強禁止に

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リバプールは処分を科されることになった

 プレミアリーグは、リバプールに対して10万ポンド(約1400万円)の罰金とともに2年間ユース選手との契約を禁止する処分を科したと発表している。

 リバプールはストーク・シティに所属していた当時11歳の選手と不正な方法で契約を結ぼうとしたことが発覚した。クラブは旅費やチケット代などを支払い、アンフィールドへ選手とその家族を招待し、同選手の獲得を目指していたが、プレミアリーグが定める規則に反したため、処分を受けることとなったようだ。

 2016年11月にリバプールとストークはアカデミー選手の移籍に同意していたが、条項の中に私立学校の授業料の支払いが含まれていたため、プレミアリーグは移籍を不許可とし、リバプールへの調査を開始。

 プレミアリーグは「リバプールが選手を獲得するために行ったことは明らかにリーグ規則に反する」と声明を発表し、「クラブ首脳陣と選手の家族との間で話が進められていたことも把握している。選手獲得のために、彼とその家族をアンフィールドに招待したり、そのほか諸々の不正があった。しかしリーグ規則ではそれらの行為は禁止されている」と処分理由を明らかにしている。

 さらに「リバプールはプレミアリーグの調査に協力し、規則違反があったことを認めている。クラブには10万ポンドの罰金を科し、18か月間プレミアリーグとイングランド・フットボールリーグ(EFL)に所属するクラブのアカデミー選手と契約することを禁止する。クラブが同様の不正をした場合、この処分はさらに延長され、3年間になる可能性もある」と今後も不正が続くようなら、さらに補強禁止処分が延長する可能性があることをほのめかしている。

 しかし、この処分はファーストチームがアカデミーの選手を獲得する際には適応されない。また、プレミアリーグとEFLに加盟しているクラブ以外から若手選手を獲得することは可能となっている。

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