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ベンゲル解任論加速か?低調アーセナルがクリスタル・パレスに完敗、21季ぶりトップ4陥落が現実味

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アーセナルはクリスタル・パレスから得点を奪えなかった

[4.10 プレミアリーグ第32節 クリスタル・パレス3-0アーセナル]

 アーセナルは10日、プレミアリーグ第32節でクリスタル・パレスのホームに乗り込み、0-3で敗れた。これにより、アーセン・ベンゲル監督の解任論が加速するかもしれない。

 前節ウエスト・ハムに勝利し、リーグ戦4試合ぶりの白星を手にした5位アーセナルは、同じ11人を起用し、16位クリスタル・パレス戦に臨んだ。予想に反して、立ち上がりから攻め込まれ、前半9分のMFモハメド・エルネニーの決定機をGKウェイン・ヘネシーのファインセーブに防がれると、17分に先制を許す。PA右からMFウィルフレッド・ザハが折り返したボールをMFアンドロス・タウンセンドに右足で流し込まれた。

 厳しい立ち上がりとなったアーセナルは、FWアレクシス・サンチェスを中心に反撃を開始するが、攻めあぐねる場面が目立つ。後半15分には、MFアーロン・ラムジーとFWオリビエ・ジルを投入したが、直後の18分にザハの折り返しをMFヨアン・キャバイエに決められ、クリスタル・パレスに点差を2点に広げられた。

 低調なパフォーマンスが続くアーセナルは後半22分、第3GKエミリアーノ・マルティネスがタウンセンドを倒してしまいPKを献上。これをMFルカ・ミリボイェビッチに決められ、まさかの3失点目を喫した。最後の交代カードでMFアレックス・オクスレイド・チェンバレンを入れたが、最後までクリスタル・パレスの守備を崩せないまま、0-3でタイムアップを迎えた。『ESPN』によると、アーセナルはボール支配率72%、シュートは相手より6本少ない11本に終わり、枠内には3本しかいかなかった。

 この敗戦により、アーセナルは6位に転落。4位マンチェスター・シティとの勝ち点差が『7』に広がり、1995-96シーズン以来、21シーズンぶりのトップ4陥落に現実味が帯びてきた。ベンゲル監督は新たに2年契約を結ぶと報じられているが、サポーターからの解任要求が加熱することは間違いないだろう。


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