beacon

バルサ元会長、「メッシを売却する可能性があった」...インテルが2006年に200億円超えのオファー

このエントリーをはてなブックマークに追加

インテル入りの可能性があったことが分かったFWリオネル・メッシ

 バルセロナ元会長のジョアン・ラポルタ氏は、2006年にFWリオネル・メッシインテルに放出する可能性があったことを認めている。

 2018年夏にメッシとバルセロナの現行契約は満了するが、両者はいまだ合意に至っていない。それを受け、5度のバロンドーラーの去就に関するさまざまな憶測が飛んでいる。しかしラポルタ氏によると、メッシ退団に関するうわさはこれが初めてではないようだ。

 バルセロナ元会長は『ガーディアン』に「インテルからオファーがあった2006年、彼は退団に近づいていた」とメッシがカンプ・ノウを離れる可能性があったと語っている。続けて「彼らは違約金の全額にあたる1億5000万ユーロ(当時約220億円)を支払おうとしていた」とインテルが史上最高額で同選手の獲得を狙っていたと言及。

 しかし「私と彼の父親であるホルヘの関係は良好で、全く心配していなかった。父親に“インテルは全額払うつもりだが、私は売却しない。彼はここで幸せを感じ、多くの栄冠をつかめる。あそこで得られるものは金銭面だけだ。君の息子は歴史上で最も偉大な選手になり、チームも彼をサポートする”と説得した」と当時を振り返った。

 さらに「メッシはそのプレーで史上最高の選手になった。メッシのフットボールはエレガントだ。私にとって最高の選手は、(ヨハン・)クライフと(ディエゴ・)マラドーナ、そしてメッシ。リオはクライフとマラドーナを融合させたような存在だが、彼はリオネル・メッシだ」とアルゼンチン代表FWを絶賛している。

 イタリアからのオファーを固辞した後も、マンチェスター・シティやチェルシーといった経済力を持ったクラブがメッシに関心を寄せていた。いずれも移籍成立には至らなかったが、もし移籍が実現しても同選手は活躍できるとラポルタ氏は感じているようだ。

「もちろんイングランドでも同じようにやっていける。彼は天賦の才を持つ選手だ。泥の上でも、土砂降りの中でも同じようにプレーでき、実際にそのようにしてきた。彼はどのような環境やコンディションでも上手くプレーする。それに楽しみながらプレーし、抗議もダイブもしない。だから私はメッシをとても気に入っている」

 8度のリーガ制覇と4度のチャンピオンズリーグ制覇を誇る史上最高選手との呼び声の高いメッシだが、バルサとの契約にサインし、今後もカンプ・ノウでプレーを続けるのだろうか。

●リーガ・エスパニョーラ2016-17特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP