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原口元気の状況がさらに厳しく…ヘルタ、オーストリア代表ラザロを獲得でウイングを強化

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ヘルタ・ベルリンに加入するMFバレンティーノ・ラザロ

 日本代表FW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンは3日、ザルツブルクから買い取りオプション付きのレンタルでMFバレンティーノ・ラザロ(21)を獲得したことを発表した。本職は右ウイングだが、左サイドでもプレーするため、オーストリア代表の加入は原口の状況に大きく影響すると見られる。

 2011年1月にザルツブルクに加入したラザロは、オーストリア王者の一員として121試合に出場し15ゴール23アシストをマーク。U-16オーストリア代表以来は各世代別代表に選出されてきた同選手は18歳のときにA代表でのデビューを果たしながら、多数の負傷もあり8キャップにとどまっている。

 ラザロは現在も負傷中のため、ヘルタは期限付きでの獲得を希望したとのこと。ドイツ誌『キッカー』によると、数週間後に復帰する見通しの同選手がその後万全なフィットネス状態を維持できればヘルタは買い取りオプションを行使し、2021年までの契約を交わす予定だという。

 7月28日に行われたテストマッチで地元のアマチュアチーム、クラブ・イタリア80相手に2ゴールを挙げた原口だが、その9-0で終わった試合にはトップチームからは3人だけが出場。主にU-23チームで臨んだ練習試合では先発起用された一方で、その翌日のリバプール戦(0-3)、今月2日のネフチ・バクー戦(4-0)ではそれぞれ途中出場となっている。原口はそのバクー戦ではPKを獲得するなど前線で積極的なプレーを見せたが、パル・ダルダイ監督の信頼を取り戻せるのだろうか。

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