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誘拐されたミラン選手の姉救出

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[サンパウロ 13日 ロイター] サッカーのイタリア・セリエAのACミランに所属するブラジル人FWリカルド・オリベイラさんの誘拐されていた姉が、当地の警察によって13日、5カ月ぶりに監禁先のアパートから救出された。警察と同クラブが明らかにした。

 警察関係者によると、マリア・デ・ロールデス・シルバ・デ・オリベイラさん(36)さんは、昨年10月4日に複数の武装した誘拐犯によって自宅から拉致されていた。

 マリアさんは救出された当時、極度の栄養失調、脱水症状と高血圧の状態だった。体にはかすり傷やあざがあり、暴行を受けたと話しているという。

 ACミランによると、警察への匿名の垂れ込みが救出につながったという。身代金が支払われたのかどうかは明らかにされていない。

 マリアさんは、地元テレビ局のグロボに対し「地獄だった。警察が来てくれなかったら私は死んでいた」と語った。

 サンパウロ州で2004年以降に親族が誘拐・解放されたプロサッカー選手は、オリベイラさんで少なくとも8人目。

<写真説明>3月13日、イタリア・セリエAのACミラン所属のブラジル人FWリカルド・オリベイラさん(写真)の誘拐されていた姉が、当地の警察により5カ月ぶりに監禁先のアパートから救出された。1月撮影(2007年 ロイター/Alessandro Garofalo)

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