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タクシン氏「買収資金は正当」

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[バンコク 3日 ロイター] サッカーのイングランド・プレミアシップ、マンチェスター・シティーのオーナーとなったタイ前首相のタクシン氏は、同クラブの買収には正当な資金を充てたと主張した。

 同氏はマンCの公式ウェブサイト上(www.mcfc.co.uk) で、「資金は一族が所有する会社の資産を売却して得たものであり、他の方法で得たものではない」とした上で、「タイで挙がっている疑惑は、私をクーデターで失脚させた軍事政権を正当化するための政略的なもの」と訴えた。

 昨年9月のクーデター後、タクシン氏の不正蓄財を調査するために発足された資産調査特別委員会(AEC)は1日、タクシン氏のクラブ買収資金は、タイの全政治家が義務付けられている資産申告において、過去に一度も申告されたことがなかったと明らかにした。

 AECは先月、タクシン氏が5年にわたる首相在任中に権力を乱用して蓄財したとして、同氏の国内資金730億バーツ(約2570億円)を凍結。AECは同氏の海外資金の凍結も検討している。

<写真>8月3日、マンチェスター・シティーのオーナーとなったタクシン前タイ首相は「買収資金は正当なもの」と主張。写真は7月に香港で撮影(2007年 ロイター/Bobby Yip)

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