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サラ事故死の操縦士は適切な資格を保有しておらず…航空事故調査局が調査結果を公表

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航空事故調査局が調査結果を公表

 アルゼンチン人FWエミリアーノ・サラの飛行機事故に関する調査報告書が公表された。

 昨年1月、ナントで大活躍するサラはプレミアリーグで下位に低迷するカーディフへクラブ史上最高額での移籍が決定。しかし、同21日にフランスからウェールズに渡航する際に搭乗した小型機が行方不明となり、その後の捜索で墜落した同機とともに遺体が発見され、同選手の死亡が確認される痛ましい事故が起きた。

 この惨劇を巡ってさまざまな憶測が広がっていたが、13日に航空事故調査局が正式な事故報告書を公表。その中で、サラとパイロットの死因は排気口の問題による一酸化炭素中毒であった模様。さらに、悪天候を避けるために高度を上げたところ、機体が破損し、430km/h超と見積もられたスピードで前方から海へ墜落したこともわかった。

 また、操縦士のデイビッド・イボットソン氏は、プライベートの操縦ライセンスを保有していたものの、搭乗者ありきの商業用の操縦ライセンスを有しておらず、商業用の飛行も許可されていなかったことがこの調査で発覚。色覚異常のある同氏は夜間飛行の訓練も積んでおらず、事故機と同種の機体を操縦できる資格も3か月前に有効期限が切れていたようだ。

 サラの死去から1年以上が経過してようやく飛行機事故の全貌が明らかになった。

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