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怪物19歳ホーランドの先制弾など計4発!! ドルトムントが再開初戦のシャルケとのダービー制す

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先制点を決めたFWアーリング・ハーランド

[5.16 ブンデスリーガ第26節 ドルトムント4-0シャルケ]

 新型コロナウイルスの影響で3月から中断していたブンデスリーガが16日、約2か月ぶりに再開した。第26節1日目が各地で行われ、2位ドルトムントはホームで6位シャルケと対戦。19歳FWアーリング・ハーランドの先制点を皮切りに怒涛のゴールラッシュを見せ、4-0の快勝を飾った。

 無観客での開催となった伝統の“ルールダービー”。ドルトムントは3-4-3のフォーメーションで臨み、負傷中のMFアクセル・ビツェルとMFエムレ・ジャンのダブルボランチにはMFトーマス・デラネイとMFマフムード・ダフードが入った。また、3トップの中央には、今冬の加入からリーグ戦8試合で9ゴールを挙げているホーランド。一方、アウェーのシャルケもドルトムントと同じ3-4-3でスタートした。

 序盤からホーランドを中心にゴールを襲ったドルトムントは、前半29分に先制する。最終ラインからDFウカシュ・ピシュチェクが縦パスを入れ、MFユリアン・ブラントが裏へ流したボールに右サイドのMFトルガン・アザールが反応。DFとGKの間に右足で低く速いクロスを送ると、PA内中央に走り込んだホーランドが左足で巧みに合わせ、ゴール左に決める。これでシーズン途中の加入ながらリーグ戦10得点目。ドルトムントはブラント、アザール、ホーランドと3回連続のワンタッチプレーでシャルケの守備を鮮やかに攻略してみせた。

 その後も攻め手を緩めず、前半45分に追加点をゲット。最前線のホーランドがGKマルクス・シューベルトにプレッシャーをかけてコースを限定し、ロングパスをカットしたダフードが前方につなぐ。受けたブラントがタメを作り、外側から追い越してPA内左に駆け上がったDFラファエル・ゲレイロにラストパス。ゲレイロは角度のない位置から左足の低空ショットでファーを撃ち抜き、2-0として前半を終えた。

 ハーフタイム中に2枚替えを行ったシャルケは、後半の立ち上がりに押し込むシーンがあったものの、そこで攻め切れずにボールを失い、ドルトムントがカウンターを発動。ホーランドが潰されながらも左前方のスペースにパスを送り、ブラントが余裕を持って受ける。DFと2対1に近い状況からPA手前右のアザールにラストパスを出し、アザールが右足で放ったシュートがゴール右へ。ドルトムントが後半3分にリードを3点に広げた。

 後半18分にはブラントが左サイドのスペースに展開し、オーバーラップしたゲレイロがドリブルで中央に切れ込む。ホーランドに一度預けてフリーでPA内中央に抜け出すと、リターンパスを引き出して左足のアウトでシュート。豪快にネットを揺らし、この日2得点目で4-0とした。

 ドルトムントはそのまま逃げ切り、中断期間を挟んでリーグ戦5連勝を達成。17日に試合を行う首位バイエルンとのポイント差を暫定で1に縮めた。敗れたシャルケはリーグ戦2試合ぶりの黒星。これで8戦未勝利(4分4敗)となった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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