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ボローニャ地元紙、守備陣に苦言も冨安健洋は別格「価値を示した彼は頼りとすべき」

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 日本代表DF冨安健洋が所属するボローニャの守備陣について、地元紙『コリエレ・ディ・ボローニャ』が14日、スポットライトを当てて分析した。

 シニシャ・ミハイロビッチ率いるボローニャは今シーズン、ここまで11勝12敗9分で42ポイントを獲得。ヨーロッパリーグ(EL)予選への出場権が与えられる7位(コッパ・イタリア優勝のナポリが6位以内の場合)ミランとの差は8ポイントとなっており、来シーズンのヨーロッパの舞台でのプレーを夢見る。

 しかしボローニャの地元紙は、「メルカートで守備を再建するべき」との見出しで特集。27試合連続で失点し、ワースト8位となる51失点を記録したチームの課題が守備陣であると指摘し、「そうでなければ、ボローニャは今頃、本当にEL出場を懸けてミランと戦っていたはず」と主張した。

「今シーズンのボローニャは素晴らしい。美しいカルチョを披露し、ピッチにおけるアイデンティティが見えるようだ。クオリティの高い多くの若手が起用され、見事なシーズン運びだ」と賛辞を贈りつつ、ボローニャの守備を分析した。

 守備陣の中では、DFダニーロが「唯一、7位の座を懸けて戦うために信頼できる完成した“強いDF”」であると主張。また冨安の名前を挙げ、「頼りとするべきもう1人選手はトミヤスだ。彼はすでに自身の価値を証明した」との見解を示した。ただ「0.5秒間、ボールを見失ったパルマ戦のように経験不足による代償を払うことも時々ある」と述べ、若手であるが故のミスが見られることを付け加えた。

 一方、他のメンバーについては苦言を呈している。DFステファノ・デンスビルを例に挙げ、「守備には大きな欠陥がある」と指摘。GKウカシュ・スコルプスキについては「献身的だが頼りない」と表現し、今シーズン絶望となった「(マッティア)バーニの負傷に絶望しているようでは、守備陣について熟考する必要があることは明らかだ」と述べ、今夏の移籍市場での補強を訴えた。

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