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遠藤航は“ボディーガード”!独誌が開幕に向けてシュツットガルトの中心選手として紹介

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“ボディーガード”として注目を浴びるMF遠藤航

 シュツットガルトは19日に行われるブンデスリーガ開幕節でフライブルクと対戦。1部復帰戦を前に、ドイツ誌『キッカー』は日本代表MF遠藤航を昇格組の中心的な存在として紹介した。

 昨夏にシントトロイデンから当時2部のシュトゥットガルトに渡った遠藤。当初はなかなか出場機会を得られなかったものの、第14節からスタメンの座を掴むと、累積警告により出場停止となった1試合をのぞいてすべての試合にフル出場。地元紙『シュツットガルター・ツァイトゥング』では以前、「シュトゥットガルトの心臓」とも絶賛された守備的MFはこのチームではもはや不可欠な存在となっている。

 そして、『キッカー』もそんな遠藤に注目しているようだ。「ザ・ボディーガード」と題した記事で、シュトゥットガルトが1-0で制した先日のDFBポカール1回戦ハンザ・ロストック戦後にスベン・ミスリンタートSD(スポーツディレクター)が「ワタルはチームのボディーガードのような存在だ。彼はあらゆる場所にいて、その何処でも穴を埋めようと頑張っている」と称賛していたことを紹介し、そのプレーを分析した。

 同誌によれば「日本人のワタル・エンドウは昇格組シュツットガルトの若いチームで、中心的な役割を担う」とのこと。「彼は恐怖を感じるほど身体が大きいわけでもなければ、とりわけがたいがよく、筋肉質でもなく、身長178センチ、体重76キロとプロ選手にしてはやや小柄で軽い」と指摘しつつ、SDがが立った“穴埋め”の仕事に臨むにあたって「エンドウはそれらをたいてい目立つことなくこなし、昇格組のサッカーのバランスにとっては6番としてもDFとしても非常に重要だ」と強調した。

 続けて遠藤の昨シーズンのスタッツを「エンドウの存在感を証明するデータ」として掲載。90分間あたりのボールタッチが「84」、ドュエル回数が「15.8」、ドュエル勝率が53パーセントとシュツットガルトのMFでは最多の記録で、インターセプトの頻度も「43分毎に1度」とDFマーク・オリバー・ケンプフに次ぐチーム2位だったという。

 なお『キッカー』は19日の試合では現在27歳の遠藤はゴンサロ・カストロ(33)とダニエル・ディダビィ(30)の2人のブンデスリーガ経験者とともに「若手たちに安定感を与え、支えとなる」中盤を形成すると予想している。

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