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「マンCにメッシはいらない」、新加入の20歳F・トーレスは現戦力に自信

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シティに加入したFWフェラン・トーレス

 夏のビッグニュースとなったFWリオネル・メッシのバルセロナ退団報道。その結果は残留となったものの、移籍先候補にはマンチェスター・シティが挙がっていた。そのシティに加入したFWフェラン・トーレスは、メッシの力がなくてもタイトルを獲ることができると語っている。17日、『ESPN』が伝えた。

 バルセロナの体制に我慢ができなくなったメッシは、8月に退団の意思を伝達。その後、シティやパリSG、インテルなどビッグクラブへの移籍が噂されていたが、結果的に本人の口から残留が伝えられた。かつての恩師であるジョゼップ・グアルディオラ監督が率いるシティはメッシ獲得を狙っていたというが、その願いは叶わなかった。

 その一方で、シティは8月頭にF・トーレスを獲得した。レアルやバルセロナも獲得を目指したというバレンシアの下部組織出身。精度の高いキックやスピード、そして昨季44試合6得点の得点力を持つ20歳のスペイン代表は、今季からプレミアリーグに挑戦する。

 メッシ獲得に揺れたシティだが、F・トーレスは「メッシ関係なく、すばらしいチームだと思う」とシティ本来の強さに胸を張る。「どんな相手でも戦える選手が揃っているし、チャンピオンズリーグでも偉業を達成できるはずだ」と今季の目標を語った。

「リバプールは本当に強いチームで、そのことをここ数年証明し続けている。だけど僕らにもプレミアリーグを制覇できるだけのチーム力があると思う」

 F・トーレスはグアルディオラに口説かれてシティ加入を決断したという。「シティが僕に接触してきたことを知った日から、何も迷いはなかった」とその愛を語り、「ペップが僕に話してきてくれたのは、とても重要なことだった。彼は僕にマンチェスターへ来るよう言ってくれたし、僕の加入がチームにとって重要であること、このクラブが僕にとってどれだけすばらしい場所であるかを説明してくれた。その時点で、もう絶対にここに来ると確信していたよ」と決断の経緯を口にした。

 背負う番号は、自身と同じ道を歩み、昨季限りでチームを去ったMFダビド・シルバの21番だ。「若い頃、ラ・メスタージャ(バレンシアのこと)で彼を観たのは本当にいい思い出だ」と自身のアイドルに思いを馳せる。その熱はかなり高く、「ファーストチームの選手たちが練習から戻るとき、よく出待ちしていたものさ。写真やサインをねだったりするためにね。他の選手よりも、ダビド・シルバを探していたことを覚えている」と熱狂的だった当時を振り返っている。

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