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CWC浦和対ミランは1-0でミラン勝利!

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[12.13 CWC準決勝 浦和レッズ(日本) 0-1 ACミラン(イタリア) 横浜]

 TOYOTA プレゼンツ FIFA クラブワールドカップ ジャパン 2007(CWC)は13日、横浜国際総合競技場で準決勝第2戦が行われた。この浦和レッズ(日本・アジア王者)対ACミラン(イタリア・欧州王者)との一戦は、1-0でミランが勝利し、決勝進出を決めた。

 浦和は準々決勝のセパハン戦と同じ布陣。ワシントンと永井が2トップで左に相馬、右に細貝。トップ下に長谷部が入り、鈴木と阿部がダブルボランチ。3バックは闘莉王、坪井、ネネ、GK都築。対するミランは、1トップで先発したのはジラルディーノ。その下にカカとセードフルが入り、右にガットゥーゾ、中央にピルロ、左にアンブロシーニ、DFヤンクロフスキ、カラーゼ、ネスタ、オッド、GKジダという4-3-2-1の布陣で戦った。
 序盤は両者互いに譲らず、互角の展開。しかし20分を過ぎるころから徐々にミランがペースを握っていく。浦和は幾度かカカの突破やピルロのFKなどでピンチを迎えるが、ネネの好守や都築のセーブもあり、守りきって前半0-0で終わった。攻撃面ではセパハン戦ですばらしい動きを見せた相馬の突破はオッド、ガットゥーゾに抑えられてしまう。

 後半は立ち上がり早々からミランが攻撃を仕掛ける展開。55分にはセードルフが抜け出してシュート、57分にはジラルディーノがGKの前に飛び出すもシュートは打てず。63分にはそのジラルディーノに代えてインザーギを投入し、攻勢をさらに強めていく。そして68分、ギリギリで保たれていた均衡が破られる。カカが左サイドで突破を図ると、坪井が振り切られ、闘莉王もかわされ、カカから中央にラストパス。走りこんできたセードルフがなんなく決めて、ミラン先制!
 浦和はその後76分に闘莉王が故障で退場を余儀なくされる。山田暢久が代わりに入り、阿部が3バック中央にポジションチェンジ。代わって入った山田がファーストタッチでシュートを放ち、81分には相馬に代えて平川忠亮を投入するが反撃も実らず。0-1で浦和は敗れ、優勝候補のミランが下馬評どおり決勝に駒を進めた。

 決勝ゴールをアシストしたカカは「勝つことしか考えてなかった。この勝利はうれしい」と話した。敗れた浦和の阿部は「今日の試合は楽しみにしていた。楽しむだけじゃしようがないけど、ガチンコのなかで、勝てなかったけど実りある試合だった。まだもう1試合あるので、次の試合も応援して欲しい」と語った。敗れた浦和は3位決定戦にまわる。

 16日に行われる決勝はACミラン対ボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)、浦和は同日の3位決定戦でエトワール・サヘル(チュニジア)という組み合わせとなった。試合はいずれも横浜国際総合競技場で行われる。

<試合記録>
*左が浦和、右がミラン
12 シュート 18
6 枠内シュート 6
4 コーナーキック 5
2 警告 1
39% ボール支配率 61%
22分 インプレー時間 34分

<写真説明>後半23分、先制点を決めたミランMFセードルフ(右)が、ゴールをアシストしたカカと喜ぶ

浦和対ミランの試合写真はCWC PHOTONEWSで掲載!

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