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移籍後初のフル出場&アシストの堂安律、後半に輝くも「後から慣れてくるようじゃダメ」

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仲間の信頼を得てきたMF堂安律

[10.25 ブンデスリーガ1部第5節 ボルフスブルク2-1ビーレフェルト]

 ビーレフェルトに所属するMF堂安律は移籍後初のフル出場。試合は1-2で敗れたものの、初アシストを記録している。

 9月にPSVから期限付き移籍でビーレフェルトに加入した堂安。9月14日のカップ戦で先発出場すると、同月19日のブンデスリーガ開幕節でも先発メンバー入りを果たす。そこから全試合にスタメンで出場し、今月17日の第4節・バイエルン戦(●1-4)では王者相手に移籍後初ゴールを決めていた。

 着実にチームの信頼を得ている22歳の日本代表MFは、今節も先発出場。左足を使ったドリブルで相手を翻弄しつつ、敵陣に入り込む場面を見せていく。ビーレフェルトは前半で2失点。しかし、諦めない堂安は後半に見せ場を作った。後半35分、PA右手前でパスを受けると、PA右まで入り込み、右足パスで中央に折り返す。FWFWスベン・シプロックの右足ダイレクトが相手のゴールネットを揺らし、堂安のアシストから1点を返してみせた。

 1-2と追いつけそうな展開のまま、試合は終了。堂安は初のフル出場とアシストを記録したが、試合後に「前半がもったいなかった。後半しっかり2点とって勝ち点1でも取れればよかったですけど、なんか悔いの残るゲームになった」と振り返っている。

 2点ビハインドの状況から「主導権を握りやすくなった」とも明かす。しかし、そこからエンジンがかかるのに時間がかかってしまった。堂安は「後半徐々に慣れてきた」と手応えを掴みつつ、「毎試合、こういう後から慣れてくるようじゃダメなので、改善していきたいと思います」と90分間を振り返った。

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