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イブラヒモビッチのPK失敗を誘発…ベローナGKが明かした作戦とは?

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 ミランに所属する元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチのPK失敗を誘引したベローナのGKマルコ・シルベストリが16日、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、その舞台裏を明かした。

 シルベストリはモデナの下部組織出身の29歳。2014年から3年間にわたって当時チャンピオンシップに所属していたリーズでプレーしたのち、2017年夏にベローナに加わると、29歳となった今年、初めてのイタリア代表招集を受けた異色の経歴の持ち主として知られる。

 今シーズンはリーグ戦でわずか5失点と好守を見せるシルベストリ。8日のミラン戦(2-2)では66分、PKキッカーの39歳イブラヒモビッチに対し、「前も失敗したんだろ」と挑発し、ミスを誘引して大きな注目を集めた。ベローナGKは、この時の舞台裏を告白。ミランFWが10月29日のスパルタ・プラハ戦(3-0)において、ゴール右上方に高く蹴り上げて失敗したことを利用し、自身の好きな方向へ蹴るように誘導したことを明かした。

「同じポイントを狙われないように、あのフレーズを2回、言ったんだ。もしあそこを狙われたら、きっとゴールを決められていた。彼は僕と目を合わせず、一瞬思いとどまったが、『そう、僕に失うものなどない。言ってみよう』と決めたんだ」

「研究していたわけではない。ほとんど本能的なものだった。彼はかなり集中しているように見えたので、何か言ってみようと考えたんだ。そうすれば、彼が一番好きな所、つまり僕の右側に強く打ってくれるはずだからね。もし僕の左サイド上方を狙われていたら、絶対止められなかった」

 またPKを得意とするベローナGKは、ゴール阻止の秘訣にも言及。「最初に教わったことは、キッカーの目を見ること。なぜなら蹴る方向の角を見ていることが多いからね」と明かした。

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