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イブラヒモビッチが語るフットボール哲学「努力なき才能は無駄。ピッチでは誰もが平等」

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ミランFWズラタン・イブラヒモビッチが自身の哲学などを論じた

 ミランに所属する元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが、イタリア誌『コリエレ7』のインタビューに応じ、自身の哲学などを論じた。

 ユベントスやインテル、バルセロナやパリSG、マンチェスター・ユナイテッドなど各国のビッグクラブを渡り歩き、数々のトロフィーを手にしてきたイブラヒモビッチ。今年1月、ミランに7年半ぶりに復帰すると、ピッチ上だけでなく、チームの精神的支柱としても存在感を示し、39歳となった現在もセリエA首位を走るミランの中心選手として活躍する。そんなスウェーデン人スーパースターは、自身のフットボール哲学を明かした。

「俺が惑星級のスターだって?俺はいつまでもスウェーデンの片田舎で生まれた少年の頃まま。バッグを片手に世界中を渡り歩き、大きな冒険に挑戦した。なぜフットボールが大好きになったか?ピッチの上では誰もが平等だからさ。世界中のどんな場所でも、ピッチに入ってプレーする時、どこから来たかとか、誰の息子であるとか、どんな思想か、ポケットにいくらお金が入っているかなど聞かれることはない。ただその場で挑戦するだけだ。フットボールが上手ければ、『すごいぞ、続けてみろ』ってなる」

「子供たちの世界においては、完璧な場所のように見える。社会的、文化的、地理的な違いもない。ピッチとゴール2つさえあれば、誰がより多く得点を決められるか競い合える。ピッチは中庭であるかもしれないし、サンシーロかもしれない。プレーすることは幸せそのものだよ。俺たちは幸せでなくてはならない。そして人々を幸せにしなければならない。フットボールに対する俺たちの喜びはみんなへと伝搬する。スタジアムを考えて見て欲しい。爆発的な情熱が感じられるだろう」

 また自身の座右の銘である「努力なき才能は無駄」について問われると、持論を展開。「才能は磨かないのであれば、持っている必要はない。とにかく努力に、努力に、努力を重ね、犠牲が必要だ。毎日、長時間にわたる練習を積んだのでなければ、90分間の試合なんて何の意味もなさない」と力説した。

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