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ミランが冨安を諦める意向も…他の複数ビッグクラブが獲得を検討か

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ボローニャに所属するDF冨安健洋

 ミランは補強のターゲットとして噂されたボローニャDF冨安健洋に関し、オファーを見送る方針のようだ。その一方で、インテルユベントスが獲得に乗り出す可能性があるとイタリア『カルチョメルカート』が報じている。

 同メディアによると、ミランのスポーツディレクター(SD)を務めるパオロ・マルディーニ氏は、夏と冬の移籍市場で右サイドバックおよびセンターバックとして活躍してくれるDFを探していた。

 その中で獲得を検討していた選手の1人が冨安だったという。ボローニャでは本職のセンターバックだけでなく、右サイドバックとしても好パフォーマンスを披露。7日のセリエA第21節パルマ戦(○3-0)でも、FWジェルビーニョとのマッチアップでほぼ勝利していたと記事で伝えられている。

 ただ、ミランは冨安の獲得から手を引くことになるかもしれない。現在、同クラブは下部組織出身の24歳DFダビデ・カラブリアに期待をかけており、まだ公式オファーは出していないものの、マンチェスター・ユナイテッドから期限付き移籍しているDFディオゴ・ダロトの買い取りにも動き出している模様だ。

 さらに先月22日にチェルシーからレンタル加入したDFフィカヨ・トモリの存在も考慮すると、マルディーニSDは予算を他のポジションに回すのではないかとみられている。

 しかし、ここへきてインテルとユベントスが冨安の獲得に動く可能性が浮上。両クラブは日本代表DFの能力を高く評価しており、同メディアは「ユベントスなら、冨安は試合中のシステム変更に対応し、3バックと4バックの両方で見事なパフォーマンスができるだろう。インテルに移籍する場合は、DFミラン・シュクリニアルのバックアップとして理想的であり、3-5-2を強化してくれるはずだ」と分析している。

 ボローニャ側は移籍金として2000万〜2500万ユーロ(約25億〜約32億円)を要求しており、これが獲得実現への主な障害になるだろうと同メディアはレポートした。

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