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「メッシはバルセロナで勝ちたいんだ。残留へ全力を尽くす」次期会長候補が明言

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 バルセロナの次期会長候補であるジョアン・ラポルタ氏が、FWリオネル・メッシについて語った。

 昨夏に移籍希望を表明したが実現せず、今季も主将としてバルセロナでプレーするメッシ。ここまで公式戦29試合で20ゴール8アシストとチームをけん引しているが、現行契約は6月まで。未だ契約延長しておらず、退団の可能性が高いと報じられている。

 そんなメッシだが、16日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝ラウンド1回戦ファーストレグ、パリSG戦に先発出場。27分にPKから先制点を奪った。しかしチームはその後、キリアン・ムバッペにハットトリックを許すなど4失点。1-4で初戦を落とした。

 アウェイゴールの関係上、セカンドレグでは最低でも4ゴールが必要になるなど、突破が厳しくなったバルセロナ。今季はラ・リーガでも首位アトレティコ・マドリー(1試合未消化)に8ポイント差をつけられ、コパ・デル・レイでは準決勝ファーストレグでセビージャに0-2で敗戦と、タイトル獲得が難しい状況に追い込まれている。

 しかし次期会長候補であるラポルタ氏は、イタリア『スカイスポーツ』に対して「メッシはバルセロナで勝ちたいと思っているんだ」として、残留のために尽くすことを誓っている。

「彼をキープするために全力を尽くす。彼との契約に本物の興味を持っているクラブはいくつかあるが……レオはタイトルが欲しいんだ。お金を稼ぐためではない」

 なおメッシに関しては先日、2017年から約4年の間に最大で5億5523万7619ユーロ(約705億円、税負担込みの額)を受け取る契約がリーク。総負債が12億ユーロ(約1510億円)に上ることを公表したバルセロナにとって、主将との契約が大きな負担だと指摘されている。

 だがラポルタ氏は、「バルサにとって彼は“問題”なんかではない。メッシがクラブ利益の30%を占めているのだ」と語り、財政難でも主将の残留を最優先とすることを明かした。

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