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「クロップが退任すれば、シティやチェルシー、ユナイテッドでシャンパンが…」キャラガー氏が指揮官続投を切に願う

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リバプールOBがユルゲン・クロップ監督の続投を願う

 元リバプールのジェイミー・キャラガー氏は、ユルゲン・クロップ監督が退任すればライバルクラブが喜ぶだけだと主張した。

 2015年の就任からUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)制覇やプレミアリーグ優勝など、リバプールに成功をもたらしているクロップ監督。しかし今季、多くの負傷者に見舞われる中で昨年末から調子を大きく落とし、チームは優勝争いはおろか、トップ4争いからも後れを取る。そして現状を受け、同指揮官の進退が問われる事態に発展すると考えられている。

 しかし、リバプール一筋でプレーしたキャラガー氏は、イギリス『テレグラフ』内の自身のコラムで「(リバプールオーナーの)ジョン・ヘンリーはいつもこのように自問自答している。クロップがリバプールから去ったとき、誰に一番利益があるのか?」と綴り、指揮官交代に踏み切るべきではないと主張した。

「5年間で1度のチャンピオンズリーグ出場のプレ・クロップ時代に戻る可能性があるから、マンチェスター・シティ、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、エバートンの役員室ではシャンパンが流れ出すだろう。リバプールでは、1991年のケニー・ダルグリッシュや1974年のビル・シャンクリーの退団と比較されるだろう」

 さらに、DFフィルヒル・ファン・ダイクやMFジョーダン・ヘンダーソン不在の影響を強調した同氏は「監督への信頼や信念を失うような過ちをやってはいけない。クロップが出て行く日は、栄華の終わりだ」と主張し、信頼を続けた。

「私の知る限り、クロップに怒っているリバプールファンはいない。みんなが彼の功績に感謝を伝え、このタフな時期を乗り越える彼を助けるために、アンフィールドに戻ることを切に願っている。トロフィーをもたらし、ファンとのコネクションを強くしたりと2015年の就任以降、クロップが成し遂げたことをできる人間は他にはいない」

「だから、リバプールファンの一員として、このオーナシップが続く限り、他の誰にもこのクラブを率いてほしくはない。たとえジョゼップ・グアルディオラだったとしてもだ。クロップのアンフィールドでの純支出は1億1100万ポンドで、同時期のマンチェスター・シティやユナイテッド、アーセナルやエバートンよりもはるかに少ない」

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