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アラバ退団は「金のため」との非難にニャブリが反論「選手は誤解されている」

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FWセルジュ・ニャブリが反論

 バイエルンFWセルジュ・ニャブリが『Goal』と『SPOX』の共同インタビューに応じ、今季の総括や退団するチームメイトを語った。

 昨季UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)を含む3冠を達成したバイエルン。今季もブンデスリーガを制し、前人未到の8連覇を達成した。しかし、CLではパリSGを前に準々決勝で姿を消し、DFBポカールでは2回戦で2部キール相手に敗退へと追い込まれた。さらに、シーズン中にハンジ・フリック監督の今季限りでの退任とユリアン・ナーゲルスマン新監督の就任が発表されるなど、ピッチ内外で混乱したシーズンとなった。

 ニャブリはシーズンを総括し、「キール相手の敗退は腹立たしいよ。あってはならないことだった。でもそれ以上に、パリSGとのCL準々決勝で敗退したのは残念だったね」と回答。またフリック監督の退任とナーゲルスマン新監督について、以下のように語った。

「(フリックには)みんな本当に感謝している。でも人が去り、人が来る。これがフットボールビジネスだ。ハンジは素晴らしい仕事をしてくれたし、またすぐに一緒に仕事ができたらいいね」

「(ホッフェンハイム時代に指導を受けたナーゲルスマンについて)僕は彼の下でかなり成長した。まだ非常に若く、意欲的で、些細なことを大事にする。特に戦術面で、選手を常に素晴らしい状態にセットしてくれるんだ。また一緒に仕事ができて嬉しいよ」

 なおバイエルンでは、今季限りでDFダビド・アラバ、DFジェローム・ボアテング、MFハビ・マルティネスと長年の功労者の退団が決まっている。ニャブリはチームを去る3人との別れを惜しんでいる。

「親しい友人たちが去るのは悲しい。アラバ、ジェローム、ハビ、彼らと長年一緒にいて、ドレッシングルームやプライベートでも一緒に行動するのに慣れてしまったよ。いなくなってしまうのは悲しいね」

 また、一部のバイエルンファンからはアラバを「金のための退団」と非難する声が上がっていた。しかしニャブリは否定し、「選手は誤解されている」と語った。

「僕ら選手はしばしば誤解されていると思う。舞台裏で何が起こっているのか、何が話題となり、退団の動機は何なのか……公の場では誰も正確には知りえない。結局『金のためだ』と言われるけど、それがいつも金のためだけではないと思う。外部の人間は立場が違うし、聞いたり読んだことで判断するね。でも、それが自動的に正しいことではないんだ」

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