セリエAの会長を務めるパオロ・ダル・ピノ会長が泥棒を追いかけ、逮捕につながる活躍を見せた。イタリア『コリエレ・デッラ・セラ』が伝えている。

　ダル・ピノ氏は2020年1月からセリエAの会長を務める49歳。17日夜、同氏はローマ中心部のレストランで夕食を取っていたところ、何者かがテーブルの下から妻のバッグを盗んでいったという。

　しかし、ダル・ピノ氏は諦めることなく追走。ほかのカフェやレストランが並ぶローマの通りを走り抜け、追いかけた。結局、泥棒は逃走中に武装警察に遭遇して逮捕。盗まれたバッグは共犯者に渡しており、ダル・ピノ氏の妻は取り戻すことはできなかった。

　ダル・ピノ氏は「幸いなことに、トレーニングを続けていたから、追いかけることができた」と振り返っている。

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