beacon

モウリーニョの発言を受け…メディア側が異例のボイコット表明

このエントリーをはてなブックマークに追加

ローマを指揮するジョゼ・モウリーニョ監督

 ローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督の発言を理由に、イタリアメディアが異例のボイコットを表明した。イギリス『デイリー・ミラー』など複数メディアが報じている。

 ローマは7日のセリエA第12節でベネチアのホームに乗り込み、2-3で敗戦。2連敗を喫し、直近5試合で1勝1分3敗と失速が目立っている。

 同紙によると、モウリーニョ監督はベネチア戦の前日会見で、イタリアのラジオ局『レーテ・スポーツ』のジャーナリストであるマルコ・ユリッチ氏から「あなたがローマと契約してから6か月が経ちました。選択、発言、要求、あなたがしてきたことを何か変えますか?」という質問を受けた際、怒りをあらわにしながらこう言い返したという。

「君はほとんど全ての記者会見に出席しているが、とても知的なのにそうではないと思わせたいのか、それとも本当に知的ではないのか、どちらかだ」

 この発言を巡り、『レーテ・スポーツ』は声明で「先週の土曜日に記者会見場でジョゼ・モウリーニョ氏から受けた不快で不適切な対応について、マルコ・ユリッチ氏との連帯を表明します」とコメント。「礼儀正しく、完全に合法的な方法で行われた質問のさらなる悪用を避けるため、レーテ・スポーツは記者会見への参加を一時中止することを決定しました」と抗議の姿勢を示し、当面の間ボイコットすることを明らかにしている。

 続けて「私たちは、ジャッロロッシ(ローマの愛称)の指揮官がチームの機運を高めるために、より一層努力することを願っています。そして、彼の注意を可能な限り技術的解決策に集中させるため、現時点では完全に不適切であると私たちが考える派手な暴発を避けることにします」とした。

●セリエA2021-22特集

TOP