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ラ・リーガ会長、ピケの西スーパー杯交渉に関する音声流出に…「強烈だ。2強以外のパンくずみたいな分配額には同意できない」

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DFジェラール・ピケの音声が流出

 スペインプロリーグ機構ラ・リーガのハビエル・テバス会長が、スペインサッカー連盟(RFEF)ルイス・ルビアレス会長とバルセロナDFジェラール・ピケのスペインスーパーカップの交渉に関する音声が流出したことについて、その見解を示している。スペイン『ムンド・デポルティボ』がコメントを伝えた。

 スペイン『エル・コンフィデンシアル』は18日、ルビアレス会長と投資会社コスモスの経営者であるピケが、スペインスーパーカップのサウジアラビア開催について話し合っている音声を公開。同大会にバルセロナの選手としても参加してきたピケが「レアル・マドリーとバルセロナに800万ユーロをやって、そのほかのチームに100万と200万をやれば連盟に600万残るぞ」などと語っている様子は、大きな衝撃を与えることになった。

 ルビアレス会長と犬猿の仲で知られるテバス会長は、この報道について次のように語っている。

「ニュースの見出しは読んだが、その音声自体はまだ聞けていない。関係者が見解を述べない限り、私からは何も言わないつもりだよ。強烈だが、とりあえず待つつもりだ」

「スーパーカップは連盟が組織する大会だ。しかし見出し通りの合意内容で、バルセロナとレアル・マドリーが大部分の金額を受け取り、そのほかがパンくずくらいしかもらえないとしたら……」

 2019年大会に参加したバレンシアは80万ユーロしか受け取らなかったとして、分配額の不均衡を訴えていた。

「確かに、バレンシアは分配額についてかなり不満を言っていたね。もちろん、私はバルセロナとレアル・マドリー以外がもらう額には同意していないよ。スーパーカップの分配額は一度も透明になったことがなく、しっかりとした説明もない。バルセロナとマドリーを除いたクラブが、(分配額が)不均衡だと合意していなかったことは知っている」

 コスモスはラ・リーガとも事業を行っているが、テバス会長はその関係性がRFEFとはまったく異なることを強調している。

「コスモスはポルトアベントゥラ(ヨーロッパ最大規模の遊園地)との合意について関わった。商業レベルでの合意だよ。スポーツバーや将来的なラ・リーガのアトラクション、アプリケーションに関係することで、大会の組織などといったこととは何も関係がない」

「ラ・リーガとコスモスの関係はビジネス上のものであり、リーグ戦やカップ戦に関わっているわけではないんだよ」

 テバス会長はその一方で、スペイン国外での大会開催については賛成の意思を示している。

「スーパーカップをアラビアでやることは正解だと、前にも言ったはずだ。私たちもリーグ戦をアメリカでやろうとしたが、それは許されなかった。スペインの大会を国外に持ち出すことについて私は反対の立場にない。そうではなく同意しているよ」

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