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セルティックOBが旗手怜央の飛躍に期待「選手としての彼が大好き。言葉の壁を乗り越えられれば…」

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MF旗手怜央

 元セルティックのスティリアン・ペトロフ氏は、旗手怜央への期待を語った。

 今冬の移籍市場で川崎フロンターレからセルティックに加入した旗手。すると、レンジャーズとのオールドファームで2ゴールを挙げるなどの活躍を見せ、チームの2シーズンぶりのスコティッシュ・プレミアシップ優勝に貢献した。

 それでもシーズン終盤にかけては疲労の影響からかパフォーマンスを落とす場面が見られた旗手について、2000年代にセルティックで300試合以上に出場した元ブルガリア代表MFペトロフ氏はイギリス『デイリー・レコード』で語った。

「彼は家族や友人から何マイルも離れていて、それに言葉の壁もある。言葉はとても大きなものだ。通訳がいるのにという人もいるだろうが、常に彼を助けてくれるわけではない。プレー中、選手たちは言葉を求めてくる。喋れない場合でさえも、彼らはトライしているところや努力しているところを見たがっている。だから彼には言葉を理解する必要がある。しかし、簡単なものではない」

「聞いていても会話に参加できない時はとても、とても難しい状況だ。私がそうだったが、自分の考えを話し合えなかったり、ハッピーなのか、ハッピーではないのかさえも言えない。彼もこのような状況になるだろう。時間はかかる。でも、クラブにはリエゾンオフィサーがいるから今では良い状況になったと思う」

「彼は昨シーズンのことから学ぶことになる。彼はスコットランドのフットボールやフィジカル、テクニック、そして選手を理解することになる。私がここに初めて来たときもそうだった。時間はかかるものだ」

 一方で、旗手に対する期待も口にした。

「彼はとても良いスタートを切り、その後調子を落としたが普通のことだ。彼はとても高いインテンシティでプレーしているからね。もっと強く、さらにスタミナをつける必要がある。私が彼に期待していることは、プロセスを信じ、監督を信じるということ。そうできれば毎試合で得点しなければいけないというプレッシャーから解放されると思う。彼がフットボールを楽しみ、スコットランドのフットボールを理解する限り、得点することはできる」

「私は選手としての彼が大好きだ。君たちにも彼の強さ、彼が走ることや得点のために適切なポジションにつくことをとても楽しんでいる様子を目にできるはずだ。彼は完璧なポジション取りができるが、時間を必要としている。今は単に走り回っているだけだ。彼に必要なことはじっと構えて、試合を楽しみ、試合を自分のものにすること。監督が試合を理解するために彼を助けてくれると信じている」

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