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去就注目のディバラにザッケローニ氏が見解、活躍の条件は?「何の役にも立たない」場合も

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 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、ユベントスを退団したFWパウロ・ディバラや古巣のミランなどについて語った。

 ブラジル・ワールドカップ(W杯)で日本代表の指揮を執ったザック氏は、過去にセリエAを舞台に活躍。ミランでは就任1年目にしてスクデットを獲得したほか、ユベントスやインテルなどビッグクラブの指揮官を歴任した。

 そんなザック氏が、先月末にユベントスを退団し、フリーで移籍先を模索中のディバラについて見解を示した。アルゼンチン代表FWを巡っては、インテルが獲得に乗り出しているほか、ミランの関心も報じられているが、『スカイスポーツ』のジャンルカ・ディ・マルツィオ記者によれば、ディバラはイングランドやスペインからのオファーも検討しているという。ザック氏は、条件付きで元ユーヴェFWの新天地での活躍に太鼓判を押した。

「彼ならどこでも大丈夫だと思う。ただしゴール前から30メートル以上離れないことが条件だ。ディフェンスラインの前までボールを受けに降りてくるディバラなら、何の役にも立たない。そこで重要になってくるのが、中盤の選手たちだ。もし中盤の選手たちによるサポートが十分に受けられるのであれば、攻撃陣がそこまで下がって来る必要性はなくなるからね」

 また元日本代表指揮官は、古巣のミランについても言及。セリエA王者として臨む新シーズンは険しい道が待ち受けていることを指摘した。

「スクデットを獲得するのと、昨シーズンの王者の地位を守るのはどちらが難しいか? それは昨シーズンの地位を守る方が難しくなる。昨シーズンのスクデット獲得は偉業だった。誰もミランが優勝するなんて想像していなかったほどで、ミランおよびカルチョの歴史に刻まれた傑作だ。だが今年は、それよりもさらに大きな仕事を求められることになる」

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