ローマは20日、アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(28)を獲得したことを発表した。フリートランスファーでの加入となり、契約期間は2025年6月30日までの3年間。背番号は「21」に決まった。

　ディバラは母国のインスティトゥートでプロ生活を始め、パレルモを経て2015年夏にユベントスへ移籍。クラブ通算293試合の出場で115ゴールを記録し、5度のセリエA優勝などに貢献した。個人としては2019-20シーズンにセリエA最優秀選手に選ばれ、リーグのチーム・オブ・ザ・シーズンにも4度選出。アルゼンチン代表では国際Aマッチ通算34試合で3ゴールを挙げている。ユベントスとの契約は今年6月30日までとなっており、延長することなくシーズン終了後に退団していた。

　新天地決定にあたり、ローマのクラブ公式サイトを通じて「この契約にサインするまでの日々は、とても多くの感情で満たされていた。ローマがどれだけ僕を欲しているかを示すスピードと決断力が、全てを変えたんだ。そして、ジョゼ・モウリーニョ監督と一緒に仕事ができることは、とても光栄なことだよ。対戦相手として、僕はいつもローマのファンが作り出す雰囲気に感心してきた。このシャツを着て彼らに敬意を表する機会が待ち切れない」とコメントしている。

　ローマは昨季のセリエAでモウリーニョ監督の下、6位でフィニッシュ。UEFAヨーロッパカンファレンスリーグでは優勝を飾った。

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