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エバートンが“ピッチ乱入”について声明を発表「子供を送り込む傾向が強まっている」「保護者の責任」

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エバートンが声明

 エバートンは30日、29日に行われたディナモ・キーウとの親善試合で起きた事象について声明を発表した。

 クラブは、本拠地グディソン・パークで「マッチ・フォー・ピース(平和のための試合)」と名付けられた親善試合を開催。試合中には、ロシアの侵攻から逃れたウクライナ難民に車で物資を届ける活動を行っていたエバートンサポーターのポール・ストラットンさんが登場。ピッチ上でその行動を称える一幕があった。

 しかし、サポーターの中にはこの平和のための試合に水を差す者も。イギリス『BBC』によれば、試合後に若いサポーターがピッチに乱入するシーンが見られたという。

 クラブはこれを受けて「フィールドに立ち入ることは、犯罪であることを思い出していただきたい」と声明を発表。こういった行為に対しては、スタジアムへの入場禁止、さらには刑事訴追も可能とし、スタジアムに入る者を罰していくと強調した。

「クラブは、プレミアリーグ、FA、EFLが一丸となってサッカーの試合会場での反社会的行為や犯罪行為に対して取り組む姿勢に賛同。22-23シーズンより、ピッチ侵入に対してゼロトレランスアプローチ(わずかな罪も見逃さず、違反者を徹底的に処分すること)を取ることにしている」

ピッチに乱入したサポーター

 クラブは、サポーターのピッチ乱入について「最近、子供たちを送り込む傾向が強まっている」とし、「決して許されることではない」と非難。「試合前、試合中、試合後にスタジアムに侵入した子供の保護者に対し、長期の入場禁止措置を取らざるを得なくなる」と説明し、「保護者には、その責任を理解いただけるようお願いします」と呼び掛けている。

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