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クロースが明かす自身がプレーした“ナンバー1”のアウェースタジアムは?「クレイジーなほど最高な雰囲気」

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MFトニ・クロース

 レアル・マドリーMFトニ・クロースは自身が経験した中での「ナンバー1」のアウェースタジアムを明かした。

 現在32歳のクロースはこれまでのクラブでのプロ選手キャリアで公式戦600を超える出場試合数を記録。数多くのアウェーマッチもプレーしてきた元ドイツ代表だが、その中で雰囲気が最も印象的だったのはごく最近臨んだ敵地での試合だったようだ。

 弟・フェリックス・クロースとのポッドキャストで「以前にも2~3回ほど、リスナーからも僕たちの気に入りのスタジアムを聞かれた」と切り出すと「遠征に関しては新しいナンバー1が現われたよ」と報告。次のように続けた。

「セルティック・パークだよ。ウォームアップのためにピッチに向かったときにはスタジアムは4分の3の席が埋まっていた。ファンたちは僕たちがウォームアップしに出て来たことにも、ホームチームが出て来たことにも関心を示さなかった。普通は片方には声援が送られ、もう片方はブーイングを浴びる」

「それから試合のためにピッチに向かい一列に並んだときも、雰囲気は普通だった。だけど、それからチャンピオンズリーグ・アンセムが流れた途端、スタジアムが崩壊するんじゃないかと思ったよ。信じられなかったね。あんなのはこれまで経験したことがない。感動したね。信じられないほどの大音量だった」

「アンセムが流れ終わったとき、同じことがもう一度繰り返されたんだ。アンセムのあと、ダヴィド(アラバ)に『すでに僕たちが2点ビハインドを追う状況のようだ』と話したほどだった」

 レアル・マドリーは今月6日に行われた欧州CL開幕節のセルティック戦に3-0で勝利し、『UEFA』公式はクロースをこの試合のMVPに選出。一方、スタジアム内の雰囲気は試合後になっても変わらなかった。

「彼らが最後まであの調子で続けたことにすごく感動した。僕たちが2点目、3点目を奪っていたのにね。スコアは3-0となり、試合が終了するまであと10分のタイミングで彼らは選手を2人交代した。するとスタジアムの全員がピッチを後にする選手のために立ち上がったんだ。信じられなかった。クレイジーなほど最高な雰囲気だったよ」

「雰囲気はホームファンのためだと思うけど、僕たちに対するリスペクトもすごく感じるものもあった。彼らは試合後、全員にオベーションを送ったんだ。もちろん彼らは完全にセルティックを応援していたけど、僕たちに敵対心はまったくなく、リスペクトを欠くこともなかった。本当に礼儀正しい、素晴らしい観衆だ。ものすごく印象的だった」

「実際、色んなスタジアムでプレーしてきたけど、あの90分間はクールな経験だった」

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