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久保建英がバスクダービーでMVP選出!! 今季3ゴール目にPK獲得&退場誘発、ソシエダ4連勝に大きく貢献

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MF久保建英が喜びを爆発させた

[1.14 ラ・リーガ第17節 ソシエダ 3-1 アスレチック・ビルバオ]

 ラ・リーガは14日、第17節を各地で行い、ソシエダMF久保建英アスレチック・ビルバオとのバスクダービーで今季3ゴール目を記録した。後半には素早い攻守の切り替えからダメ押しゴールにつながるPKを獲得し、相手DFの退場も誘発。圧巻のパフォーマンスでこの一戦のMVPにも選出され、チームの4連勝に大きく貢献した。

 ソシエダの本拠地アノエタで行われたバスクダービー。ホームチームが試合の主導権を握った。まずは前半25分、高い位置でDFイゴール・スベルディアが相手のカウンターの芽を摘み、ヘディングパスを前線に送り込むと、巧みに収めたFWアレクサンデル・セルロートが冷静に流し込み、先制点を奪った。セルロートはこれで4試合連続ゴールで今季7点目。195cmのノルウェー人ストライカーが好調を継続している。

 なおも止まらないソシエダは前半37分、トップ下の一角で先発した久保が魅せた。鋭いプレスバックからボール奪取を見せたMFダビド・シルバの縦パスを呼び込み、寄せてきた相手DFにファーストタッチで股抜きをお見舞いすると、最後はGKとの1対1から左足一閃。落ち着いてニアポスト脇に突き刺した。

 久保にとっては昨年10月2日の第7節ジローナ戦(◯5-3)以来4か月半ぶりの得点で、今季3ゴール目。カタールW杯直前は左肩脱臼の影響で本領を発揮できず、W杯明けは好プレーが続いていながらゴールが遠かった中、ようやく結果を残した。

 そんな久保はゴール直後、ユニフォームを脱いでコーナーフラッグに走り、力強い咆哮でセレブレーション。主審からはすぐさまイエローカードを提示されたが、ここまで欲しかった得点という結果、そしてホームでのダービーマッチという舞台に向けた気持ちの強さを表現していた。

 2点ビハインドとなったビルバオも前半40分、左サイドをMFニコラス・ウィリアムスとDFユーリ・ベルチチェのコンビで崩すと、最後は角度のないところからMFオイアン・サンセトがシュート。負けられないダービーマッチで1点を返す。

 それでも後半15分、再び久保のプレーで試合が動いた。N・ウィリアムスのバックパスミスを敵陣で奪い取り、そのままゴール前にドリブル突破を仕掛けると、後ろから寄せてきたDFジェライ・アルバレスとの接触で転倒。ジェライには一発レッドカードが出され、ソシエダはPKを獲得した。

 キッカーは後半4分にセルロートとの交代で出場していたFWミケル・オヤルサバル。昨年3月に負った左ひざ前十字靭帯損傷から回復したばかりの背番号10が独特の助走でGKウナイ・シモンの逆を突くシュートを決め、エースの復帰後初ゴールでソシエダがリードを2点に広げた。

 オヤルサバルは復帰以降の2試合、久保の交代後にピッチに立っており、久保とはこれが初共演。久保はエースに待望の復帰後初ゴールをプレゼントするという大役も果たした形となった。そんな久保は後半31分に途中交代。本拠地アノエタの大観衆に凄まじい拍手で見送られ、頭上で手を叩いて声援に応えながらピッチを後にした。そのまま試合は終了。久保の大車輪の活躍により、ソシエダがバスクダービーを3-1で制した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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