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プロになれなかった“99%”の若者へ…アレクサンダー・アーノルドが就労支援事業を発表

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DFトレント・アレクサンダー・アーノルドが新事業を発表

「ほとんど話題にならないサッカーの一面がある」として、リバプールDFトレント・アレクサンダー・アーノルドが、サッカーにすべてを捧げる若者へ救いの手を差し伸べた――。

 アレクサンダー・アーノルドは27日、『ザ・アフター・アカデミー』と呼ばれる事業を発表。プレミアリーグを代表するサイドバックの同選手は、自身のツイッター(@TrentAA)で「ピッチで夢を叶えられることはとてもラッキーだ」と語り、「99%の選手は夢を叶えられない」とサッカー界の実状に目を向けた。彼の事業はそうした“多数派”を支援するものだという。

『BBC』によるとイングランドで育成組織に所属する選手のうち、75%の選手は16歳までの間に解雇され、プロ契約を掴むのはわずか0.012%だという。解雇された衝撃で少年が命を落としたという痛ましいニュースも伝えられており、プロサッカー選手を目指す若者が道を閉ざされてからの“その後”を保障することは社会問題の1つでもあるようだ。

 アレクサンダー・アーノルドは「どのような道に進もうと、若いサッカー選手たちは将来が保障されているべきだ」とし、「プロサッカー以外の道を切り開こうとする選手たちに新たなキャリアを提供する」取り組みを行うことを決断。プロサッカー選手会と連携しながら就職先の決定を支援する模様だ。

 具体的な支援策は後日発表される見込みで、リバプール、アンダーアーマー、レッドブル、セラボディの協賛が明らかにされている。

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