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久保建英が来季CL初出場へ!! A・マドリー戦不発も他会場から“吉報”、ソシエダのCL圏内4位が確定

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MF久保建英

[5.28 ラ・リーガ第37節 A・マドリー 2-1 ソシエダ]

 ラ・リーガは28日、第37節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダアトレティコ・マドリーに1-2で敗れた。それでも同時刻開催の他会場で5位ビジャレアルが敗れたため、今季1試合を残してソシエダの4位フィニッシュが確定。来季もソシエダに残留する意向を明言している久保にとって、キャリア初となるUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場が決定的となった。

 前節終了時点で4位につけているソシエダは残り2試合で勝ち点2以上獲得できれば来季の欧州CL出場権獲得を自力で決められるという状況。前節で今季9ゴール目を決めた久保は引き続き4-3-3の右ウイングで先発出場した。

 それでもこの日はA・マドリーの固い守備ブロックに苦しんだ。相手は5-4-1の布陣でコンパクトな陣形を保ってきた中、久保は対面のDFセルヒオ・レギロンをいなしたとしても、後方にDFマリオ・エルモソが待ち構える状況。守備でもエルモソの足技にかわされ、戻りながらの対応を迫られる場面が続いた。

 すると前半37分、ソシエダは先に失点を喫してしまった。A・マドリーはMFロドリゴ・デ・パウルが右サイド裏にロングフィードを送ると、これに反応したFWアントワーヌ・グリーズマンが追いつき、ゆっくりとカットインを開始。ペナルティエリア際まで進んで左足を振り抜くと、矢のようなシュートがゴール左隅に突き刺さった。

 ソシエダは0-1で迎えた後半も同様の展開を変えられず、14分には3枚替えを敢行。久保をサポートする右SBをアリツ・エルストンドからアンドニ・ゴロサベルに代えつつ、FWミケル・オヤルサバルとMFミケル・メリノを下げてFWアンデル・バレネチェアとMFブライス・メンデスを入れた。

 久保は時折インサイドに入り込みつつ、なんとか戦況打開を試みるが、フィニッシュの形には至らない。そして後半26分に途中交代。すると同28分にはA・マドリーが再び攻め込み、FWアンヘル・コレアのパスをグリーズマンがワンタッチで前に出すと、抜け出したDFナウエル・モリーナがねじ込み、2点リードとした。

 ソシエダは後半43分、スルーパスに抜け出したFWアレクサンデル・セルロートの今季12ゴール目で1点を返したが、そのまま試合はタイムアップ。ソシエダは3位の強敵相手に苦しい黒星となり、自力での欧州CL出場権獲得とはならなかった。

 ところが他会場では同時刻キックオフの一戦で、ソシエダを勝ち点5差で追う5位のビジャレアルがラージョに1-2で敗戦。この結果によってソシエダの今季4位フィニッシュが確定し、1試合を残して10シーズンぶりの欧州CL出場が決まった。タイムアップ直後に吉報を受けたソシエダの選手たちは敗戦後ながらも輪になって喜びを爆発させた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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