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フッキが主審への不適切発言で退場に…今季17枚目のイエローカード、うち13枚は異議でファンから批判も

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FWフッキがシーズン中盤で17枚目のイエローカード

 アトレチコ・ミネイロのFWフッキが2日、ブラジル全国選手権1部第13節・アメリカ・ミネイロ戦に先発出場した。今季のリーグ6点目となるゴールを決めたが、試合終了後に退場処分を受けたことが現地で話題となっている。

 フッキは前半15分に異議でイエローカードを受けるも、28分に相手のミスを見逃さずにゴールネットを揺らす。この得点で2-0のリードとなったアトレチコ・ミネイロだが、後半に2失点して引き分けとなった。試合終了後、フッキはピッチ中央にいる審判団のもとへ歩み寄ると、主審から2枚目のイエローカードでレッドカードを受けることに。フッキの怒りは頂点に達したようで、主審に向けて拍手しつつテレビ中継のカメラマンに何かを訴えながらピッチから離れていった。

 ブラジルメディア『グローボ』などによると、フッキは試合後の囲み取材で「主審は俺の顔を見て祝うようにしていた。なぜそんなことをしていたのか分からない。審判が何を祝うんだ?」とコメント。主審の振る舞いを見て怒りが込み上げ、警告相当の行為をしてしまったという流れのようだ。

 一方、主審が退場理由を記載した記録書も公開されている。そこには「通常のように試合を終えて審判員同士で讃えあっていると、フッキが審判団に近づいて『何を祝っているんだ?君の仕事は恥ずべきものだった!』と言い、近くのカメラマンに我々を撮影するように要求した。退場後、彼は再び審判団に近づいて皮肉をこめた拍手をして立ち去った」と書かれ、フッキの不適切な行為が明らかにされている。

 2枚目の警告を受けて退場となったフッキだが、これで今季公式戦35試合を終えて17枚目のイエローカードというハイペースな数字に。現地メディアはそのうちの13枚が異議による警告と伝えており、ファンからは「毎試合文句を言っている」「キャプテンとしてふさわしくない」など、ピッチ上での振る舞いを批判する意見も多く出ている。

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