清水エスパルスは13日、FW鈴木唯人(22)がデンマーク1部のブレンビーへ完全移籍することが決定したと発表した。同クラブも鈴木の獲得を伝えており、契約期間は2027年7月までの4年契約。背番号は28番に決まっている。

　神奈川県出身の鈴木は横浜FMプライマリー追浜、葉山中を経て、高校サッカーの強豪・市立船橋高の門を叩いた。2年次より頭角を現した鈴木は、18年度の全国高校総体で優秀選手に選出。翌19年の春には日本高校選抜、U-18日本代表にも選ばれ、名門の10番を背負った。

　高校卒業後の20年に進んだ清水では、ルーキーイヤーからチャンスを掴むと、2年連続でリーグ戦30試合以上に出場。昨季は負傷の影響もあり出場機会は減ったが、23年1月に自身初となる海外挑戦でリーグアンのストラスブールへ期限付き移籍で加わった。

　今夏レンタルから復帰していた鈴木だが、日本代表の将来を担うストライカーは再び欧州へ。ブレンビー加入に際し、同クラブを通じて「ブレンビーの一員になれて、とても感謝している。このクラブへの移籍は、僕にとってサッカーへの野心を実現するチャンスだ。トレーニングに励み、フィジカル面でもメンタル面でも向上し、常に成長していきたい」と意気込みを語っている。

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