バルセロナのスペイン代表FWアンス・ファティ(20)のブライトン移籍が秒読み段階となっている。移籍ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏がSNSで発信したほか、スペイン『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。

　バルセロナの10番を背負うファティは、2019年にクラブ最年少16歳304日でトップチーム初得点を挙げるなど、数々の最年少記録を打ち立ててきた。昨シーズンは公式戦51試合10ゴールでラ・リーガ優勝に貢献したほか、スペイン代表としてもUEFAネーションズリーグ優勝を経験している。

　出場試合は重ねるものの、先発入りの機会は減少していた“神童”は、新天地を目指すようだ。プレミアリーグのクラブから関心を示されており、チェルシーやトッテナムの名前が挙がっていたが、ここにきてブライトンが最接近。ロベルト・デ・ゼルビ監督が直接電話で誘い出し、チームのプロジェクトを説明したという。

　ブライトンは買い取りオプション無しの2024年6月末までのレンタルという契約を提示。すでに口頭合意に至っており、移籍期限の今月31日に発表される見込みとなっている。ファティのポジションは左サイドが主戦場だが、2列目だとトップ下や右ウイングも可能。左サイドで輝く日本代表MF三笘薫とのゴールデンコンビにも期待が懸かる。

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