beacon

カペッロ氏がレアル監督時代の“とんでもエピソード”告白「更衣室でアルコールの匂いがすると言われた」

このエントリーをはてなブックマークに追加

レアル時代のファビオ・カペッロ氏とロナウド氏

 過去にレアル・マドリーを率いたファビオ・カペッロ氏が、元ブラジル代表FWロナウド氏との決別を決めた2006-07シーズンを振り返った。スペイン『アス』が伝えている。

 ロナウド氏は2002年の日韓W杯で母国を5度目の優勝に導き、大会後にインテルからレアルへ移籍。初年度からゴールを量産したが、体型による運動量の低下など徐々にパフォーマンスを落とし、第2次カペッロ政権となった2006-07シーズンに指揮官の構想から外れた。

 カペッロ氏はランゲージ・メディエーター大学の2023-24年度開校式に出席し、当時について次のように回想している。

「2007年2月、私はロナウド・ナサリオを追い出すことにした。彼はパーティーが好きで、グループを巻き込んで一緒に出かけていた。ある日、ファン・ニステルローイがやってきて私に言った。『監督、ドレッシングルームでアルコールの匂いがする』。それは本当だった」

「その年のロナウドの体重は94kgだった。2002年のワールドカップでは82kgだった。私は彼に体重を減らすように言った……そうしたら彼は92.5kgになったんだ」

 ロナウド氏は2007年の冬の移籍市場でレアルを離れ、ミランに新天地を求めた。カペッロ氏によると、ここでも裏話があったようだ。

「(元ミラン会長の)ベルルスコーニがある日、ロナウド獲得の可能性について私のアドバイスを求めて電話をかけてきた。私は、彼(ロナウド)がパーティーアニマルであり、女性に囲まれることしか考えていないと言って、やめるよう忠告した。彼(ベルルスコーニ)は『分かったよ、ありがとうファビオ』と言っていた。だが翌日、ミランはロナウドと契約した。彼は私の言うことを聞かなかったんだ」

 また、レアル時代のカペッロ氏を悩ませた“問題児”はロナウド氏だけでなく、元イタリア代表FWのアントニオ・カッサーノ氏も手を焼く存在だったという。

 イタリア人指揮官は「私はカッサーノと衝突した。カッサーノは試合前に毎回、ポテトチップスを頼んでいた。私は彼よりもシェフに腹を立てていた。なぜあんなことをするのか理解できなかった」とエピソードを打ち明けた。

●ラ・リーガ2023-24特集
▶久保建英、三笘薫らが欧州での戦いに挑む!CL&ELはWOWOWで放送・配信!無料トライアルも実施中!
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

TOP