[2.10 アジア杯決勝 ヨルダン-カタール]

　10日に行われているアジアカップ決勝戦で、先制点を決めたカタールのエースが驚きのゴールパフォーマンスを披露した。

　前半20分、カタールFWアクラム・アフィフは左からの突破でペナルティエリア内を攻め込むと、ヨルダンDFに倒されてPKを獲得。自らキッカーを務め、同22分に冷静なグラウンダーシュートをゴール左隅に流し込んだ。アフィフはこれで今大会6点目。得点ランキングトップタイに並んだ。

　そんなアフィフは得点後、ゴール裏のカメラに向かって自身の右すねを指差すと、ソックスを下げて自身の写真が描かれたカードを取り出し、カメラにアピールしたまま細かくスイング。するとカードの絵柄はアフィフの写真から、手書きされたアルファベットの『S』に変わった。

　まるで手品のようなゴールパフォーマンス。直後のスローモーション再生により、『S』のカードが折り込まれていたことがネタバラシされていたが、開催国カタールはそんなスター性あふれるエースのゴールにより1-0でリードしており、アジア連覇に向けて大きく前進している。

自身の写真を小刻みに振ると

Sのカードに変わり

最後は落とした

(取材・文　竹内達也)

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