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北朝鮮戦中止でソシエダ早期帰還の久保建英、依然別メニュー調整か

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22日の練習では大半のメニューに参加していたMF久保建英

 北中米ワールドカップアジア2次予選の北朝鮮戦が中止となり、ソシエダに早期帰還を果たしたMF久保建英だったが、合流初日はリカバリーメニューにとどめたようだ。現地紙『ムンド・デポルティボ』は「怪我からまだ完全に回復してはいない」と伝えている。

 今月の国際Aマッチウィークで日本代表活動に参加していた久保は、21日に国立競技場で行われた北朝鮮戦を欠場。試合から一夜明けた22日にはミニゲームなど大半のメニューに合流し、切れ味の良さを見せていたが、26日に平壌で予定されていた北朝鮮戦の中止が決まったため、出場機会のないままチーム解散を迎えた。

 その後、久保はロシア代表の活動が終わったMFアルセン・ザハリャンと共に予定より早くソシエダに帰還。ソシエダが同日、公式X(@RealSociedad)で公開された動画ではファン・サポーターのサインや写真撮影に応じ、元気そうな姿を見せていた。

 ところが代表活動前から痛めていた太ももの状態は万全ではない様子だ。記事では久保の練習での様子について「日本人アタッカーの存在はかなり儚いものだった」と指摘。「ウォーミングアップで何度か周回した後、ノートやシャツにサインをし、ドレッシングルームに戻った。怪我から完全に回復していないレフティにとっては、リカバリーのための練習だった」と記している。

 久保は1〜2月上旬のアジア杯を終えた後、ラ・リーガとカップ戦の連戦で6試合続けて先発出場。90分試合ではいずれもフル出場し、延長戦にもつれ込んだ国王杯でも104分間プレーするなど、負荷のかかる試合が続いていた。その結果、3月のラ・リーガでは2試合を欠場。太ももに負傷を抱えていると報じられていた。

 日本代表合流時には「正直キツかったのはある。本当は全部出たかったけど、全部出られないくらいにキツかった。コンディションが良いかと言われたら良くないけど、連戦が終わったので、これ(代表活動)が終わればまた週1に戻る。とりあえず乗り切ったかなという感じ」と状態を明かしていた久保。21日の北朝鮮戦後には「今はコンディションもばっちり。問題ない」と前向きな状態も口にしていたが、ソシエダ帰還後も慎重に調整していくようだ。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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