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リバプールのクロップ監督が苦言「去り際の老人からのちょっとしたアドバイスだ」

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ユルゲン・クロップ監督が苦言

 リバプールユルゲン・クロップ監督がランチタイムのキックオフに苦言を呈した。イギリス『BBC』が伝えている。

 同メディアによると、これまでクロップ監督が指揮を執ったプレミアリーグ331試合のうち、土曜12時30分から行われたのはリーグ最多の45試合。全体の勝率は63%だが、このランチタイム枠の試合では49%まで落ちる。

 今季も土曜のランチタイム枠はリーグで最も多い6試合となっており、そのうち2回はミッドウィークのリーグ戦直後。9月、10月、11月のインターナショナルブレイク後も、土曜12時30分キックオフの枠を割り当てられた。

 リバプールは4月24日(水)に開催されたエバートンとの“マージーサイド・ダービー”を0-2で落とすと、同27日(土)の12時30分から行われたウエスト・ハム戦で2-2のドロー。残り3試合で首位アーセナルと5ポイント差の3位と、逆転優勝は難しい状況となっている。

 以前から早い時間のキックオフに不満を示していたクロップ監督は、3日の記者会見で「まったく常軌を逸している」と、土曜12時30分の枠を持つ放送局『TNT』を非難。「去り際の老人からのちょっとしたアドバイスだ」とした上で「木曜、日曜、水曜、土曜の12時30分に試合をするよう求められるのは犯罪だ」と指摘した。

 また、イングランド勢が今季の欧州カップ戦で苦戦した原因の1つが、プレミアリーグのスケジュールにあるとも主張している。

「一般的に、これは非常に興味深いテーマだと思う。例えば昨夜(2日)、アストン・ビラは(UECL準決勝第1戦で)2-4の敗戦を喫した。彼らが敗退すれば、イングランドのチームはいかなる種類の欧州決勝にも出場できないことになる」

 クロップ監督は「私はサッカーをよく見ている。プレミアリーグは世界最高のリーグだから、過大評価はされていない。選手たちは酷使されている」と警鐘を鳴らした。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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