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川島がチャリティーイベントに参加、去就については「ベルギーが最終地点ではない」

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 日本代表GK川島永嗣(リールス)が12日、都内で「LEVANTA JAPANチャリティーサッカー Supported by Eiji Kawashima×Samantha Thavasa」を開催した。一般参加者とのフットサルでは川島もフィールド選手として出場。PK対決やリフティング対決など、2時間以上に及んだファンとの交流イベントを終え、「いつも勇気づけてくれるファンの方、子供たちと一緒にサッカーをやる機会はなかなかないし、普段ベルギーでプレーしていて、なかなか触れ合う機会もないので、自分が思っていた以上に楽しかった」と笑顔を見せた。

 会場ではオリジナルチャリティーTシャツやサイン入りボールが販売されたほか、リールス入団会見時に実際に着用したGKユニフォーム、3月のチャリティーマッチで着用した日本代表GKユニフォームもチャリティーオークションとして出品された。リールスのGKユニフォームは15万円、代表のGKユニフォームは10万50円で落札され、この日のイベントで着用していたチャリティーTシャツも急きょオークションにかけられ、女性ファンが16万円で落札した。イベントの収益は東日本大震災の被災地復興活動の義援金として寄付される。

 イベントの最後はファンからの質問タイム。「カラオケの十八番は?」との質問には「あまりカラオケには行かないけど、音域がすごく低いので、最近はやりのEXILEとかは歌えない。(『BEGIN』の)『島人ぬ宝』とかを歌っています」と照れながら答えていた。また、「給食で好きだったものは?」と聞かれると、「ソフト麺とか揚げパンとか給食がすごく好きで、高校に入ってからは給食がなくなって恋しかったので、中学校まで食べに行っていました」と、仰天?エピソードも披露していた。

 リールスがプレミアリーグのWBAからの獲得オファーを認めるなど今オフの去就も注目される川島だが、この日のイベント後には「僕自身、日本人GKとして海外で挑戦したいという思いで今はベルギーでプレーしているけど、ベルギーでプレーすることが最終地点ではない。可能性を広げていきたいし、自分がそういう道をつくっていこうという強い気持ちでいる」と、さらなるステップアップに強い意欲を見せた。

 今後は14日に日本を出発し、MFパク・チソン(マンチェスター・U)が設立した財団が15日にベトナムで開催するチャリティーマッチに参加。17日にもシンガポールでのイベントに参加し、そのままベルギーに戻る予定となっている。川島は「まだ(移籍の)判断材料がそろってない」とも話しており、各クラブの状況を慎重に見極め、じっくりと決断するつもりだ。

[写真]チャリティーイベントで子供たちとフットサルをする日本代表GK川島永嗣

(取材・文 西山紘平)

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