beacon

本田が82日ぶり復帰戦でフル出場!CSKAは第2ステージ初戦で敗れる

このエントリーをはてなブックマークに追加

 本田が82日ぶりに復帰!! ロシアプレミアリーグは18日、第31節を行い、MF本田圭佑の所属するCSKAモスクワはホームでルビン・カザンと対戦した。試合は1-2で敗れたが、8月28日のスパルタク・モスクワ戦以来、約2ヵ月半ぶりの公式戦復帰となった本田はフル出場を果たし、故障からの完全復活へ第一歩を踏み出した。

 本田がピッチに帰ってきた。スパルタク・モスクワ戦で右膝を負傷し、9月にスペイン・バルセロナで右膝半月板の手術を受け、長期離脱。今月4日に全体練習に合流し、13日の練習試合ではゴールを挙げるなど復活をアピールしていたが、久々の公式戦のピッチを精力的に駆け回った。

 4-2-3-1の右MFで先発すると、トップ下のMFジャゴエフとポジションを入れ替えながら1トップのFWドゥンビアと近い距離を保つなど流動的にプレー。前半16分には本田の右CKのカウンターから先制を許したCSKAだが、同27分、ゴールほぼ正面の位置で本田が倒され、FKを獲得すると、自ら直接狙った。左足から放たれたブレ球のシュートはワンバウンドしてわずかにゴール左へ。惜しくもゴールとはならなかったが、同35分には本田が起点となり、同点PKを獲得した。

 PA内に進入した本田のワンタッチパスからドゥンビアがシュートを放つと、DFに当たったこぼれ球に詰めたMFママエフが倒され、PKを獲得。これをドゥンビアが左下隅に沈め、1-1の同点に追い付いた。前半40分にはDFベレズツキの左クロスから本田がヘディングシュート。うまくDFの前に走り込み、フリーでボールを捉えたが、わずかにゴール右へ外れた。

 1-1で前半を折り返すと、後半8分には右クロスに反応した本田がPA内で倒され、またもPKを獲得。逆転の絶好のチャンスだったが、ドゥンビアがPKを蹴る前に本田とルビンDFがエリア内に侵入したとして蹴り直しとなり、ドゥンビアは2度目のキックをゴール上に浮かしてしまった。

 すると、ここから流れが一変。ルビンは後半16分、MFリャザンツェフがPA外から思い切りよくミドルシュートを放つと、GKガブロフはほぼ正面でキャッチしようとしたが、目の前でワンバウンドしたボールに反応できず、まさかの後逸。1-2と再び勝ち越しを許した。

 何とか同点に追い付きたいCSKAだが、後半35分のFKのチャンスも本田のキックはGKに弾かれ、2点目を奪えない。結局、試合はそのまま1-2で終了。フル出場を果たした本田だが、復帰戦を白星で飾ることはできなかった。

 ロシアプレミアリーグは来季からの秋春制移行に伴い、今季は変則日程で行われている。第30節までを第1ステージとして30試合の成績でトップハーフ(1~8位)、ボトムハーフ(9~16位)の8チームずつに分け、この日の第31節から第2ステージが開幕。来年5月まで、それぞれ8チームずつで再びホーム&アウェーの総当たりのリーグ戦を行い、第1ステージの勝ち点も加えた総合成績で順位を決定する。第1ステージを2位で終えたCSKAモスクワはトップハーフに入り、上位8チームによるチャンピオンシップを戦うことになり、この日は第1ステージ7位のルビンとの対戦だった。第1ステージ1位のゼニトはこの日、引き分けたため、CSKAとの勝ち点差は2から3に開いている。

[写真]約2ヵ月半ぶりに復帰したMF本田圭佑。写真は8月20日のトム・トムスク戦


▼関連リンク
欧州組完全ガイド

TOP