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セリエA第21節2日目:D・ミリートは4得点、長友はPK獲得も…インテル対パレルモはドローに終わる

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 セリエAは1日、各地で第21節2日目を行った。前日のパルマ対ユベントス戦同様、降雪の影響で3試合が延期となったが、その他5試合は開催された。

 前節、連勝が7でストップした日本代表DF長友佑都の所属するインテルは、ホームでパレルモと対戦した。長友は左サイドバックで先発フル出場。果敢に左サイドを攻め、PKを獲得するなど活躍したが、インテルは4-4で引き分けた。

 大雪の影響も随所にみられる中、試合は一進一退のシーソーゲームとなった。まずは前半16分、セットプレーからDFアンドレア・マントバーニが右足で押し込んでパレルモが先制に成功した。

 しかし、その6分後、ゴール前こぼれ球に抜け出したFWディエゴ・ミリートが右足を振りぬき、すかさずインテルが同点とした。その後も早めにゴール前にボールを入れてチャンスを作るが、両チームともゴールは生まれず前半を1-1で折り返した。

 後半は点の取り合いとなった。まずは後半7分、パレルモがFWファブリツィオ・ミッコリのゴールで勝ち越しに成功した。しかし、インテルもすぐさま反撃。同10分、長友がMFアンドレア・ポリからのスルーパスに反応。ペナルティーエリアに侵入すると、たまらずDFエゼキエル・ムニョスが後ろから倒してしまいPK獲得。これをミリートが落ち着いて蹴り込み2-2の同点とした。

 勢いに乗るインテルはその6分後、またしてもミリートが今度はGKとの1対1を制し、ハットトリックを達成。この試合初めてインテルが勝ち越しに成功した。

 しかし、そう簡単にこの試合は終わらない。後半21分に左サイドのFWフェデリコ・バルザレッティからの早いクロスをミッコリが頭であわせて、またしてもパレルモが同点に追いついた。

 どうしても勝ちが欲しいインテルは、またもミリートが決める。後半24分、右サイドからDFハビエル・サネッティ、MFジャンパオロ・パッツィーニとつないだボールを右足で合わせ、この日4点目。再びインテルが勝ち越しに成功した。

 インテルが地力の差を見せたかと思われた試合だったが、後半39分にスルーパスに抜け出したミッコリが左足で逆サイドに流し込みハットトリック達成。結局、壮絶な打ち合いは4-4のドローで終了した。

 その他の試合では、4位ラツィオがMFエルナネスとFWトマーゾ・ロッキのゴールで2位ミランを2-0で破り、試合が延期となった首位ユベントスとの勝ち点差を5としている。 

ウディネーゼ 2-1 レッチェ
[ウ]ミケーレ・パチェンザ(2分)、アントニオ・ディ・ナターレ(36分)
[レ]ダビド・ディ・ミケーレ(26分)

インテル 4-4 パレルモ
[イ]ディエゴ・ミリート4(22分、55分、61分、68分)
[パ]アンドレア・マントバーニ(16分)、ファブリツィオ・ミッコリ3(52分、66分、85分)

ナポリ 0-0 チェゼーナ

カリアリ 4-2 ローマ
[カ]ティアゴ・リベイロ2(6分、48分)、ガブリエレ・ペリコ(41分)、アルビン・エクダル(90分)
[ロ]フアン(13分)、ファビオ・ボリーニ(34分)

ラツィオ 2-0 ミラン
[ラ]エルナネス(76分)、トマーゾ・ロッキ(85分)

アタランタ 延期 ジェノア
シエナ 延期 カターニア
ボローニャ 延期 フィオレンティーナ


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