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香川、日本代表に追加招集?2戦ぶり先発復帰でドルトムントを7連勝に導く

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 ブンデスリーガは26日、第23節を行い、MF香川真司の所属する首位ドルトムントはホームで7位ハノーファーと対戦し、FWレワンドフスキの2得点などで3-1で勝った。左足首を痛めていた香川はトップ下で2試合ぶりに先発。復帰戦で後半42分までプレーし、チームの7連勝に貢献した。

 15日の練習中に左足首の靭帯を損傷し、前節18日のヘルタ・ベルリン戦(1-0)を欠場した香川だが、21日から練習を再開。当初は復帰まで2、3週間かかるとみられていたが、驚異的な回復力を見せ、負傷からわずか11日で公式戦復帰にまでこぎつけた。

 日本サッカー協会の原博実技術委員長はW杯アジア3次予選・ウズベキスタン戦(29日、豊田ス)に臨む日本代表メンバーについて、香川がハノーファー戦でメンバー入りを果たした場合、追加招集する考えを明らかにしている。ウズベキスタン戦までは中2日で、試合前日の28日に帰国する強行日程となるが、ザッケローニ監督も「今週の試合に出れば、彼への不安はまったくない」と指摘。クラブ側に最終的な確認を取り、ハノーファー戦に出たことによるリバウンドなどがなければ、追加招集される見通しだ。

 実際、ハノーファー戦でも負傷の影響を感じさせないプレーを披露した。前半8分にMFスベン・ベンダーが負傷交代するアクシデントに見舞われたドルトムントだが、前半27分、DFピシュチェクからパスを受けたレワンドフスキがドリブルで切れ込み、右足で先制点。同37分にはMFブラスチコフスキが右サイドから上げたハイボールを香川が胸トラップから絶妙なスルーパスを通し、DFシュメルツァーの決定機を演出したが、左足のシュートはゴールわずか右に外れた。

 前半を1-0で折り返したドルトムントは後半9分、ピシュチェクの右クロスをブラスチコフスキが落とし、レワンドフスキが追加点。2-0とリードを広げた。ハノーファーも同15分にMFコナンのミドルシュートで1点を返すが、流れは変わらない。後半28分には香川がPA内で仕掛け、相手DFに倒されたが、ノーファウルの判定。スタンドが騒然とする中、同36分に再び香川が仕掛け、今度はPA内左から左足で狙ったが、シュートはGKの正面を突いた。

 香川は後半42分にMFペリシッチと交代。すると後半ロスタイム、ブラスチコフスキの素早いリスタートからペリシッチが右足で流し込み、ダメ押しの3点目。3-1の快勝で7連勝を飾ると、昨年9月18日のハノーファー戦(1-2)の敗戦を最後に17試合負けなし(14勝3分)とし、首位をキープした。


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