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主導権握るも…長友フル出場のインテルは決定力欠きスコアレスドロー

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 セリエAは18日、第28節を各地で行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルはアタランタとホームで対戦。MFスナイデルを負傷で欠いたインテルはゲームの主導権は握るも最後のところの決定力を欠き、0-0で引き分けた。長友もフル出場したが、決定的な仕事が出来なかった。

 13日の欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦・マルセイユ戦で2-1で勝利しながらも、アウェーゴールの差で8強進出を逃したインテルだが、90分の試合で見れば、公式戦の未勝利を10で止めた前節のキエーボ戦から公式戦2連勝。徐々にではあるが調子は上向き、この試合も序盤から優位にゲームを進める。

 まず前半3分、MFカンビアッソが中央でボールを受けると、左足でファーストシュート。ゴール右に外れたが、ボールポゼッションで上回るインテルはさらに攻勢を強める。同18分にはFWミリートが右サイドに流れてボールをキープし、DFサネッティにバックパス。サネッティのクロスボールはDFにクリアされるが、こぼれ球をDFマイコンが右足シュート。これもわずかにゴール左に外れたがアタランタゴールに迫り続けた。

 すると前半22分、ゴール前の混戦の中、アタランタDFジャンパオロ・ベリーニがFWパッツィーニのユニフォームを引っ張ってしまいエリア内でファウル。インテルはPKを得る。しかしFWミリートの蹴ったPKはGKアンドレア・コンシーリに弾かれてしまい、インテルは絶好のチャンスを逃してしまう。これでミリートはリーグ戦2試合連続のPK失敗となってしまった。

 その直後に得たCKを、今度はDFワルテル・サムエルが頭で押し込むが、これもGKのセーブに遭ってしまう。押し込んだインテルだったが得点は奪えず、前半を0-0で折り返した。

 後半もペースを変えず攻め続けるインテルだが、ゴールが遠い。後半11分、ポーリがゴール中央からミドルシュートでゴールを狙う。GKに弾かれるがこぼれ球を拾ったミリートのクロスボールを、サネッティが頭で合わせるが枠を外れた。さらに同30分、ゴール正面の絶好の位置で得たFKを、ミリートに代わり途中出場したFWマウロ・サラテが直接狙うが、壁に弾かれた。

 長友も左サイドバックでフル出場。左サイドをこじ開けようと奮闘したが、得点にはつながらなかった。試合はスコアレスドローで終わり、インテルにとっては公式戦4試合ぶりの無得点となってしまった。


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