プレミアリーグ第32節:トッテナムが暫定3位浮上も、CL出場権争いは激化
プレミアリーグは7日、第32節2日目を各地で行い、トッテナムがサンダーランドと引き分け、勝ち点1を上積みした。この結果、勝ち点58で並んでいたアーセナルを上回り、3位に浮上したものの、5位チェルシー(勝ち点53)はウィガンに、6位ニューカッスル(同53)はスウォンジーにともに勝利し、勝ち点3を上乗せした。この結果、勝ち点59から56の間に4チームがひしめく状況となり、UEFAチャンピオンズリーグ出場権が与えられる4位争いは混とんとしそうだ。
前節リーグ戦で6試合ぶりに勝利した4位トッテナムはアウェーで9位サンダーランドと対戦。開始早々にDFベノワ・アス・エコットが際どいシュートを放ったトッテナムは、優勢に試合を進めながらも得点を挙げられない。後半に入っても攻めるスパーズは、右サイドを突破したMFガレス・ベイルのチャンスメークからMFラファエル・ファン・デル・ファールトにボールを託したが、オランダ人MFは右足でのシュートを決められず。その後も、ファン・デル・ファールトはMFアーロン・レノンからのお膳立てで決定機を得たが、得意の左足で放ったシュートはゴールライン上にいたDFにブロックされて決められず。結局0-0のスコアレスドローで試合を終えている。
そのトッテナムを追う5位のチェルシーはホームにウィガンを迎えた。前半38分には左サイドを突破したMFフアン・マタのシュートがGKアリ・アル・ハブシの好セーブに防がれる。そのこぼれ球をFWディディエ・ドログバがヘッドで狙うもゴールラインにいたDFが懸命にクリアする。前半ロスタイムにも、マタとMFフローラン・マルダの崩しからドログバがヘッドで狙ったが、ここでもGKの好セーブに得点を挙げられない。後半16分、チェルシーはようやく先制する。FKの流れからDFブラニスラフ・イバノビッチがヘディングを決めた。イバノビッチのいた位置は明らかにオフサイドだったが、このゴールが認められてホームチームが1-0とリードする。その後、ウィガンも反撃に出ると、同37分にはMFモハメド・ディアムがチェルシー守備陣の寄せが甘くなったところを、豪快なシュートをゴール左に決めて同点に追いつく。このまま試合が1-1で終わるかと思われた後半ロスタイム。2人のスペイン人がチームを救った。左サイドからのクロスを途中出場ノFWフェルナンド・トーレスがボレーで合わせる。これが左ポストを叩いたが、そこに詰めたマタが押し込み、土壇場で勝ち点3を手にした。
不振に苦しみながらも、勝ち点を挙げはじめているチェルシーに対し、12年に入ってからリーグ戦でわずか2勝と深刻な不振に陥っているリバプールは、アストン・ビラと対戦。前半10分に先制を許すと、82分にFWルイス・スアレスのゴールで辛くも同点に追いつく。しかし、決勝点は奪えず、連敗を3で止めたが、ケニー・ダルグリッシュ監督への逆風は止まりそうにない。同じ地域のライバルであるリバプールに差をつけたい7位エバートンは、ノリッジ・シティと1-1で引き分け、勝ち点差を2に広げている。
プレミアリーグ残留を巡る争いも、白熱していきそうだ。日本代表FW宮市亮を擁する16位のボルトンは、ホームにフルハムを迎えたが0-3で完敗。見せ場をつくれなかった宮市も前半限りでピッチを退いている。
ボルトンを追う17位のブラックバーンも、WBAに0-3で敗れて黒星を喫した。残留圏内の2チームが敗れ、降格圏の18位にいるQPRにとっては、2チームを一気に抜くチャンスだが、8日に彼らが対戦するのは首位マンチェスター・ユナイテッド。勝てば優勝争いも、残留争いも、盛り上がるが、果たしてどうなるか。
最下位ウォルバーハンプトンはストーク・シティに1-2で敗れ、勝ち点22のまま。残り6試合で残留圏の17位ボルトンとの勝ち点差は6。まだ残留のチャンスはありそうだが、ここ8試合で1分け7敗とチームは不振にあえいでいる。
第32節1日目の結果
スウォンジー・シティ 0-2 ニューカッスル
[ニ]パピス・シセ2(5分、69分)
第32節2日目の結果
サンダーランド 0-0 トッテナム
ボルトン 0-3 フルハム
[フ]クリント・デンプシー2(30分、45分)、マアマドゥ・ディアラ(81分)
チェルシー 2-1 ウィガン
[チ]ブラニスラフ・イバノビッチ(61分)、フアン・マタ(90+3分)
[ウ]モハメド・ディアメ(82分)
リバプール 1-1 アストン・ビラ
[リ]ルイス・スアレス(82分)
[ア]クリス・ハード(10分)
ノリッジ 2-2 エバートン
[ノ]ジョニー・ハウソン(39分)、グラント・ホルト(74分)
[エ]ニキチャ・イェラビッチ2(23分、61分)
WBA 3-0 ブラックバーン
[W]オウンゴール(7分)、マルク・アントワン・フォルトゥーネ(69分)、リアム・リッジウェル(85分)
ストーク・シティ 2-1 ウォルバーハンプトン
[ス]ロベルト・フート(37分)、ピーター・クラウチ(61分)
[ウ]マイケル・カイトリー(26分)
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前節リーグ戦で6試合ぶりに勝利した4位トッテナムはアウェーで9位サンダーランドと対戦。開始早々にDFベノワ・アス・エコットが際どいシュートを放ったトッテナムは、優勢に試合を進めながらも得点を挙げられない。後半に入っても攻めるスパーズは、右サイドを突破したMFガレス・ベイルのチャンスメークからMFラファエル・ファン・デル・ファールトにボールを託したが、オランダ人MFは右足でのシュートを決められず。その後も、ファン・デル・ファールトはMFアーロン・レノンからのお膳立てで決定機を得たが、得意の左足で放ったシュートはゴールライン上にいたDFにブロックされて決められず。結局0-0のスコアレスドローで試合を終えている。
そのトッテナムを追う5位のチェルシーはホームにウィガンを迎えた。前半38分には左サイドを突破したMFフアン・マタのシュートがGKアリ・アル・ハブシの好セーブに防がれる。そのこぼれ球をFWディディエ・ドログバがヘッドで狙うもゴールラインにいたDFが懸命にクリアする。前半ロスタイムにも、マタとMFフローラン・マルダの崩しからドログバがヘッドで狙ったが、ここでもGKの好セーブに得点を挙げられない。後半16分、チェルシーはようやく先制する。FKの流れからDFブラニスラフ・イバノビッチがヘディングを決めた。イバノビッチのいた位置は明らかにオフサイドだったが、このゴールが認められてホームチームが1-0とリードする。その後、ウィガンも反撃に出ると、同37分にはMFモハメド・ディアムがチェルシー守備陣の寄せが甘くなったところを、豪快なシュートをゴール左に決めて同点に追いつく。このまま試合が1-1で終わるかと思われた後半ロスタイム。2人のスペイン人がチームを救った。左サイドからのクロスを途中出場ノFWフェルナンド・トーレスがボレーで合わせる。これが左ポストを叩いたが、そこに詰めたマタが押し込み、土壇場で勝ち点3を手にした。
不振に苦しみながらも、勝ち点を挙げはじめているチェルシーに対し、12年に入ってからリーグ戦でわずか2勝と深刻な不振に陥っているリバプールは、アストン・ビラと対戦。前半10分に先制を許すと、82分にFWルイス・スアレスのゴールで辛くも同点に追いつく。しかし、決勝点は奪えず、連敗を3で止めたが、ケニー・ダルグリッシュ監督への逆風は止まりそうにない。同じ地域のライバルであるリバプールに差をつけたい7位エバートンは、ノリッジ・シティと1-1で引き分け、勝ち点差を2に広げている。
プレミアリーグ残留を巡る争いも、白熱していきそうだ。日本代表FW宮市亮を擁する16位のボルトンは、ホームにフルハムを迎えたが0-3で完敗。見せ場をつくれなかった宮市も前半限りでピッチを退いている。
ボルトンを追う17位のブラックバーンも、WBAに0-3で敗れて黒星を喫した。残留圏内の2チームが敗れ、降格圏の18位にいるQPRにとっては、2チームを一気に抜くチャンスだが、8日に彼らが対戦するのは首位マンチェスター・ユナイテッド。勝てば優勝争いも、残留争いも、盛り上がるが、果たしてどうなるか。
最下位ウォルバーハンプトンはストーク・シティに1-2で敗れ、勝ち点22のまま。残り6試合で残留圏の17位ボルトンとの勝ち点差は6。まだ残留のチャンスはありそうだが、ここ8試合で1分け7敗とチームは不振にあえいでいる。
第32節1日目の結果
スウォンジー・シティ 0-2 ニューカッスル
[ニ]パピス・シセ2(5分、69分)
第32節2日目の結果
サンダーランド 0-0 トッテナム
ボルトン 0-3 フルハム
[フ]クリント・デンプシー2(30分、45分)、マアマドゥ・ディアラ(81分)
チェルシー 2-1 ウィガン
[チ]ブラニスラフ・イバノビッチ(61分)、フアン・マタ(90+3分)
[ウ]モハメド・ディアメ(82分)
リバプール 1-1 アストン・ビラ
[リ]ルイス・スアレス(82分)
[ア]クリス・ハード(10分)
ノリッジ 2-2 エバートン
[ノ]ジョニー・ハウソン(39分)、グラント・ホルト(74分)
[エ]ニキチャ・イェラビッチ2(23分、61分)
WBA 3-0 ブラックバーン
[W]オウンゴール(7分)、マルク・アントワン・フォルトゥーネ(69分)、リアム・リッジウェル(85分)
ストーク・シティ 2-1 ウォルバーハンプトン
[ス]ロベルト・フート(37分)、ピーター・クラウチ(61分)
[ウ]マイケル・カイトリー(26分)
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