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高木が全4得点に絡む活躍!!ユトレヒトが吉田&カレンのVVVに逆転勝利

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 エールディビジは15日、第30節を行い、MF高木善朗の所属する13位ユトレヒトはホームでDF吉田麻也とFWカレン・ロバートの所属する16位VVVと対戦し、4-2の逆転勝利を収めた。高木と吉田は先発出場。カレンは後半18分から途中出場し、日本人選手3人がピッチで競演した。高木は0-2の状況からセットプレーで2点を演出。さらには決勝点とダメ押し弾をアシストするなど全4得点に絡む活躍をみせた。

 高木は左サイド、吉田はCBではなく4-1-4-1のアンカーを務め、互いに3戦連続で先発した。試合は前半9分、VVVがMFバリーのゴールで先制。さらに同20分には2点目を奪う。左サイドスローインからつなぎ、最後はFWウチェボが右足シュートを決めた。0-2と差を広げる。

 しかし、ここからユトレヒトが反撃に出る。まずは前半29分、PA外左の遠目の位置からのFK。高木が蹴り込んだボールをゴール右の吉田が頭でクリア。こぼれを拾ったDFブルトハイスが押し込み、1-2に詰め寄った。さらに同36分には早くも同点弾。高木の右CKをニアサイドのFWファン・デル・フンが頭で折り返し、最後はFWデムージュが左足シュート。高木のセットプレーから2-2に追いついた。同38分には高木が決定機を迎える。MFスナイデルのミドルシュートはGKに弾かれるも、こぼれに反応。走り込んだ高木がシュートを打とうとするもGKと交錯した。2-2で前半を折り返す。

 後半に入ってもユトレヒトの勢いは止まらない。すると後半13分、中央でボールを受けた高木が前線へ絶妙なスルーパス。抜け出たデムージュが左足で流し込み、3-2と逆転に成功した。高木にとって、昨年12月11日のフェイエノールト戦(2-2)以来となる、欧州では2度目のアシストでついにリードを奪った。

 逆転されたVVVは後半18分にカレンを投入。前節のフィテッセ戦(1-3)では出番のなかったカレンが2試合ぶりに出場を果たした。高木、吉田とともに日本人選手3人がピッチで顔を揃えた。しかし、カレン投入後も流れを変えることはできず。カウンターのチャンスから前線へ走り込むも、なかなかボールが回ってこない。

 すると後半37分、またも高木のアシストからユトレヒトがダメ押し弾を奪った。PA手前左で高木がパスを受けると、タメをつくってスルーパス。抜け出たFWゲルントが左足ダイレクトでシュートを決めた。0-2の状況から高木が2点を演出したのに加え、2アシストと全得点に絡む活躍。そのまま試合は終了し、ユトレヒトが4-2の逆転勝利を収めた。なお、敗れたVVVはついに6連敗。浮上のきっかけをつかめずにいる。

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