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シセの2発でニューカッスルがチェルシーを沈める

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 プレミアリーグは2日、延期されていた第34節の6位チェルシー対5位ニューカッスルの一戦を行った。前半19分にFWパピス・シセのゴールで先制したニューカッスルは、チェルシーの反撃をしのぎ切り、後半ロスタイムにもシセが追加点を挙げて、2-0で勝利。チェルシーとの勝ち点差を4に広げた。

 チェルシーは3試合にわたって出場停止処分を受けていたDFイバノビッチが復帰し、DFテリーとともにCBを務めた。FWにはドログバではなく、QPR戦(6-1)でハットトリックしたFWフェルナンド・トーレスが入った。

 立ち上がり、そのF・トーレスにボールを集めて攻めたチェルシー。前半11分にF・トーレスの折り返しをFWスターリッジが狙ったが、シュートを枠に飛ばせない。

逆に前半19分、FWパピス・シセのゴールでニューカッスルが先制する。DFダビデ・サントンの折り返しを、シセが右足のトラップでボールを浮かせして、左足を振り抜き、1-0とアウェーでリードを奪う。

4位以内に入るために、この直接対決を落とせないチェルシーも反撃に出る。同30分にはMFラミレスがゴールを狙ったが、シュートは左に外れて行った、同32分にもラミレスはMFラウル・メイレレスのパスから抜け出したが、オフサイドの判定を受ける。同38分にも、右サイドをF・トーレスが突破。ゴール前にクロスを入れたが、MFフローラン・マルダのシュートは枠を外れた。

同38分には右サイドのF・トーレスからのクロスが入るが、中央のマルダは決められず。逆に40分にはニューカッスルが速攻からチャンスをつくる、MF{[ハテム・ベン・アルファ}}がシュートを放つが、得点にはならない。さらに同44分にも、FWデンバ・バがシュートを打つがGKペトル・チェフが防ぐ。これで得たCKから、再びデンバ・バがシュートを放ったが、ボールはクロスバーを叩き、前半を折り返している。

 後半開始からスターリッジを下げてMFフアン・マタを入れて反撃に出るチェルシーは、キックオフ直後、F・トーレスがラボーナで上げたクロスからチャンスをつくるが、MFラウル・メイレレスはフィニッシュをミートできず同点ゴールを挙げられない。同10分にもMFミケルがミドルシュートを狙ったが、ボールは右へ外れて行った。同16分にはロベルト・ディ・マッテオ監督は、マルダを下げてFWドログバをピッチに送り出す。直前のプレーでニューカッスルのMFシェイク・ティオテがミケルと激突して意識を失い、交代を強いられた。

 波状攻撃を見せるチェルシーは後半26分にマタの落しからF・トーレスがゴールを狙うが、ボールは上へ外れて行く。同29分にはニューカッスルもデンバ・バを下げて、FWショラ・アメオビをピッチに入れた。同32分にはドログバがFKから直接ゴールを狙ったが、ボールはGKの正面に入る。同33分にはラウル・メイレレスを下げて、MFフランク・ランパードを入れて、交代枠を使い切った。同35分、右SBのジョゼ・ボシングワのクロスをDFがクリアーしたボールをランパードがミドルシュートで狙うがゴール右に外れた。

その後もチェルシーは攻め続けたが、逆に後半ロスタイム、ロングスローからアメオビが落としたボールをシセが思い切ってボレーを放つ。左サイドから右アウトサイドで蹴ったボールは、美しい弧を描いてGKチェフの頭上を越えてゴールに決まり、2-0とニューカッスルがリードを広げた。このままチェルシーの反撃を抑えて、ディ・マッテオ体制になって2敗目を喫したチェルシーは、欧州CL出場権の4位以内入りが絶望的になった。

対するニューカッスルにとっては、実に86年11月22日(3-1)に勝利して以来となるアウェーでのチェルシー戦に勝利。4位以内を争うライバルから、大きな勝ち点3を挙げた。

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